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[遊戯王デッキレシピ]いろはもみじコントロール

初めに


こんにちは、からすです。
ほんとに何のために存在しているのかわからないNoteになってきてるけど、今回は遊戯王のデッキレシピと構築マインドマップのメモです。

リリースされたときから使いたい使いたいと思い続けてきた「いろはもみじ」を使おうというモチベーションでデッキを組みました。
こうするといいよって改善案がもしある人がいたらぜひ連絡下さい。
この後自分が構築するにあたって、どういった考え方をしていったかをつらつらまとめます。
どうでもいい人は見出しからレシピに飛んでください。

いろはもみじについて

性能

性能テキスト引用します

シンクロ・効果モンスター
星7/風属性/天使族/攻2100/守2600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、属性を1つ宣言して発動できる。
このカードは以下の効果を得る。
●フィールドの全ての表側表示モンスターは宣言した属性になる。
(2):相手のメインモンスターゾーンのモンスター1体を対象として発動できる。
相手はそのモンスターの前・後・隣のゾーン(モンスターゾーン・魔法&罠ゾーン)に
存在するカードの中から1枚を墓地へ送らなければならない。

遊戯王カードwiki

この「いろはもみじ」というモンスターが一番偉いのは、(1)の効果がターン1とはいえ「特殊召喚に成功した」「場合」~「できる」効果であることです。
タイミングを逃さず、S召喚でなくてもフィールドの属性を1属性に染め上げることができます。

(2)の効果は位置依存の除去効果で、送らなければならないという効果関係上、相手の効果を受けないモンスターも条件さえ整えれば問答無用で除去できるのは「いろはもみじ」の一つの強みですね。

基本的には(1)の効果を強く使い、場合によっては(2)の効果で相手の盤面の厄介なものを退かしてライフカットを狙っていく、というのが運用コンセプトになります。

(1)の効果の運用について

今回のデッキを組むにあたって始めに考えたのはこの効果をどう使うか、でした。
場の属性を変更すると聞くと、どうあがいても「VFD」がちらつきますが、あちらと違い圧倒的な制圧効果は見込めません。
何かしらの召喚条件のキーにするか、属性を参照するカードとかみ合わせて使う必要があります。

今回目を付けたのは「霊使い」「御前試合」「クリアー・ワールド」「アークネメシス・プロートス」の4つでした。

「例使い」について

初期アイディアは

  1. 相手のデッキのモンスターに合わせ、いろはもみじで属性を宣言

  2. 適当なモンスターと一緒に霊使いリンクを展開

  3. 相手の墓地から任意のモンスターのコントロールを奪取

  4. 憑依覚醒モンスターへアクセスして、憑依魔法罠を構えていく

という構想でした。
しかし、

  • メインデッキにdef:1500の魔法使いで「いろはもみじ」と有効なシナジーを確立できず、「憑依連携」が使えない

  • 「いろはもみじ」適用中は「憑依連携」の破壊効果が解決できない

  • 「憑依覚醒」が「いろはもみじ」と相性が悪い

  • 一度置物を割られてしまうと「憑依連携」がないため、立て直しも難しい。

と、惨憺たるデッキになりました。
こうなると、使い魔や霊使いにメインスロットを裂くのはデッキとして難しそうです。
メインデッキのギミックをオミットし、リンク体を用いたコントロール奪取のみをギミックとして残しました。

御前試合

「御前試合」はお互いにフィールド上に1属性しか存在できない、という制約を掛ける永続罠です。
これがある場合、既に場に1属性ある場合は増やす行動がとれない、という制約がかかります。
「いろはもみじ」とベストマッチするカードその1ですね。
相手が何かしらのモンスターを出したタイミングで「いろはもみじ」を蘇生、ないしシンクロ召喚し、(1)の効果で神属性を宣言するだけで、様々なデッキが機能不全に陥ります。
このカードの一番の問題は、自分のデッキも機能不全に陥ることです。
現状の自分の構築の課題でもあります。
中盤のロックと特定のコンボルートにしか利用しない形で採用。

クリアー・ワールド

「クリアー・ワールド」は属性によってデメリットが発生するカードです。
これがある場合、「いろはもみじ」を用いることでお互いのフィールドのモンスターを任意の1属性に出来る為、相手に任意のデメリットを押し付けつつ、自分のデメリットを削ることができます。
ガンマンラインを炎宣言で確殺したり、魔法を多めに使うデッキに対して風宣言したり、水を宣言して手札を削ったり。
「いろはもみじ」とベストマッチするカードその2だと思ってます。
一番の問題はライフコスト、二番目の問題はそのデメリットを自分が受けることです。

アークネメシス・プロートス

墓地の属性を三属性除外して、特殊召喚できる特定属性メタ。
起動効果で盤面の1属性を吹っ飛ばせますが、「いろはもみじ」で固定しておけばすべてのモンスターを破壊できます。
プロートスは残るので、ダイレクトを通せる可能性が高いです。
このデッキの最後の切り札です。
通したら勝てるときに使います。

コンセプト

ここまで考えたことで、このデッキは

  1. 「いろはもみじ」で霊使いリンクなどを経由し、とりあえずの受け盤面を整える

  2. 「クリアー・ワールド」といろはもみじを噛み合わせてデメリットを押し付けることでアドバンテージを稼ぐ

  3. 盤面が整ったら「御前試合」を開いて神属性を宣言し、相手を強固にロックしつつ、自分のデメリットを踏み倒す

  4. リーサルが見えたら「プロートス」を着地させて勝利を狙う

というコンセプトに変わりました。

今回は検討から外しましたが「超融合」「ライトロード・ドミニオン・キュリオス」「HSR/CWライダー」当たりにも一役買います。
ただ、汎用的な運用の難易度が高そうだったので今回は見送っています。

展開/再利用ルートの確保

いろはもみじを出す手段について

風 Lv7 天使、と結構めんどくさい種族・属性をしています。
ちらっと調べた感じ、継続して場に出すことができる永続系のカードを見つけることができませんでした(もしなにかいいカードがあったら教えてください)。
というわけで、適当なシンクロデッキとして構築すると、一度経由点に使った後、墓地に眠ったまま二度と使わなくなりそうでした。
今回の目的は前述のとおり、(1)の効果を強く使うこと、がデッキビルドのモチベーションなので、シンクロ系のデッキとしてビルドするのは難しそうです。
あくまで「いろはもみじ」展開のみにシンクロを使い、あとは別のリソースで勝利を目指すべきと考えました。

正規召喚

「いろはもみじ」はLv7風です。
つまり「WW」の経由点足りえます。
ついでに破壊耐性「クリスタルウィング」を立てつつ、墓地に正規召喚済みの「いろはもみじ」が落とせるのは非常においしいです。再利用すれば良いので。
あとは、縛りがなく、召喚権を使用しない展開手段が欲しいところなので、「サイキック・リフレクター」+「緊急テレポート」、「ワン・フォー・ワン」を採用しました。
このあたりの初動展開は改善の余地がありそう、という印象です。
とにかく、「いろはもみじ」をフィールド、墓地に落として運用する準備は整いました。

再利用する手段について

属性参照での再利用は難しかったので、種族からシナジーを取ることにしました。
天使族を使いまわすなら「堕天使スペルビア」を使うのは真っ先に思いつくかと思います。
初期構造では「アテナ」もありましたが、事前準備が難しく、アホほど手札で「アテナ」が腐りました。
「ヴァルハラ」、「ヘカテリス」の採用も検討しましたが、「ターン返却時に盤面が空いていないと利用できないヴァルハラが重い」+「キーモンスターは天使といえどexから確保するのでアテナ以外でヴァルハラを使うモンスターがいない」為、結局「アテナ」含めて採用を見送る形に。
厳しいです。

「堕天使スペルビア」を「アテナ」以外で運用するなら堕天使ギミックが適しています。
手札で腐らないよう、ドロソに変える「堕天使イシュタム」、汎用サーチの「堕天使の追放」、展開軸の「堕天使の戒壇」、「スペルビア」や、決闘が煮詰まって来た場合に堕天使魔法罠へアクセスするための「ユコパック」の採用としました。
また、後から友人に「黎明の堕天使ルシフェル」が「スペルビア」を相手ターンに展開でき、かなり強く使えそう、と教えてもらい、採用しました。

だいぶ固まってきました

いろはもみじのコンボ札へのアクセス手段

素引きです。
とだけ言ったら、あまりに微妙だし、デッキを組むなら触る手段くらいは用意しておきたいところ。

サーチしたい札は得に「クリアー・ワールド」と「御前試合」、「アークネメシス・プロートス」です。
幸い、現代遊戯王は、制限されているとはいえフィールド魔法へアクセスする手段はいくつかあります。
維持コストがある関係上「メタバース」で展開できるのが最も美味しい展開なので、今回はそれと2枚採用。
また、「クリアー・ワールド」で公開中に「天獄の王」の(2)の効果を使うと、何故かデッキから魔法罠カードがセットできるらしいです。

これを使い、自分ターンに光で手札を公開しながら「天獄」を使うことで、簡易「御前試合」が打てるようになりました。
「イシュタム」を残しておけば、フリチェで「戒壇」→「スペルビア」→「いろはもみじ」ef(1)神属性→天獄で伏せた「御前試合」がかなり容易に決まります。しかもエンドフェイズに剥がれるため自分はデメリット無し。
「いろはもみじ」を剥がされても、堕天使は闇統一なのでそこまで痛くありません。

「プロートス」のサーチのためには「ネメシス・フラッグ」の採用が不可欠です。
こいつは炎属性でdef:1500以下なので、リンク「ヒータ」の被破壊時の効果でサーチできます。
素引きの必要はないので、必要な時に「いろはもみじ」から「ヒータ」を出してサーチできるようにしておきます。

いろはもみじの(2)の効果について

色々考えたので、属性交換効果は強く使えそうになりましたが、盤面墓地送りは行きあたりばったりです。
「いろはもみじ」の(2)の効果を強く使うためには、相手のフィールドのモンスターを上手いことコントロールしなければなりません。 
と考えていたところ、「悦楽の堕天使」が「イシュタム」などをサーチしながら対面のフィールドにモンスターを投げられることに気づきました。
これで、「いろはもみじ」の(2)の効果も強く使えそうです。

レシピ

現状

ここまでを総括して構築すると、こういった形になりました。
今までで名前が出ていないカードだと
「アンクリボー」:「クリアー・ワールド」以下で投げて「スペルビア」から「いろはもみじ」→闇宣言することで「いろはもみじ」を完全蘇生しつつ、攻撃宣言そのものを止めることができます。
「死者蘇生」:4枚目の「堕天使の戒壇」、アンクリボーからのサーチ、回収先
「フルール・ド・バロネス」:「いろはもみじ」着地後に「いろはもみじ」を墓地に送りながら針丼経由で着地させる。
自分・相手スタンバイに「いろはもみじ」を墓地から釣る役目。風統一も取れているため、「御前試合」を打っていても出来る動きなのがポイント高め。
自分スタンバイに釣った場合は闇宣言で堕天使展開に入れる。
「失楽の堕天使」:「イシュタム」、「クリアー・ワールド」のライフコストケア件手札入れ替え。
アドバンス召喚効果は基本使わないが、「ネメシス・フラッグ」を近く握りに開く予定なら積極的に使う。

終わりに

レシピ通り、ガチガチの決闘よりカジュアル向けだが、ぜひ使って遊んでみてほしい。
なかなかたのしいので。

以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。
次回があるかわからないけど、次のノートでよろしく。

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