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どこに行けばいいかわからんから来た

「どこに行けばいいかわからんからとりあえず来た」

最近こんな感じで受診してくれる人がちらほら出てきました。
嬉しいですね。家庭医・総合診療医・プライマリケア医の使い方をわかってきてもらえました。


家庭医の使い方

家庭医は臓器に関係なく幅広い診療と機動力高く各専門医と連携しハブになることができます。
現代の皆さんは病院受診する際に自分でいろいろ症状を調べて、きっとこの病気のはず、専門医に受診してみてもらおう!と病院を選んでいく。
これも悪くないのですが、当たらなければ、「うちじゃないね」と断られてしまう。そうやって色々な病院にいかなければならなくなる。
大変そうだなといつも思います。

家庭医の使い方は最初の一言が全てを表します。
「何か起こったらとりあえずいく」
これでいいんです。

みなさんが受診する前に考えていること
「何が起こっているのか」
「誰が(どの専門医)が診るべきか」
「何が一番いいのか」
「何が選択肢として考えられるのか」
これを考えて、提案するのが僕の仕事
そこから患者さんと話し合いながら、診療プラン、治療プランを決めていくのが患者さんとの共同作業になる。
なので、何が起こっていて、何科に診せるといいというのは本来かかりつけ医としているプライマリケア医や家庭医の仕事であって、患者さんが考えなければならないことではないのです。

「先生の専門じゃないと思うけど・・・」

最近ではこんな感じでも相談してくれる方もいます。
もちろん専門と言われると、一つの領域に特化した専門を思い浮かべますよね。
一般的に患者さんが想像する専門領域と家庭医の専門領域ってそもそも守っているところが違うんです。
食材を買いに行く時を思い浮かべてもらうといいかもしれません。
牛肉(膝痛)=肉屋(整形外科)
魚(むくみ)=魚屋(循環器内科)
野菜(耳鳴り)=八百屋(耳鼻科)
一つの領域に特化した専門って僕からみるとこんな感じ。
一つの商品や種類に特化した店と一緒なんです。
たまに魚屋(循環器内科)に卵(肺炎)が売ってあったりすることもあるが専門外で、専門外のこともできる魚屋さんもいればそうでない魚屋さん(できる風にしている医師)もいるけど、同業者しかちゃんとやれているかわからないのが現実。

なんの食材を買っていいかわらかない時はどうします?
また、いろんな食材を買いたいときはどうします?

とりあえず、スーパーに行きますよね。
スーパー=家庭医・総合診療医・プライマリケア医
僕らの専門ってこんな感じ。
専門店ほどマニアックなものは並んでいないけど、行けばとりあえずなんとかなる感じ。

専門じゃないけど診れる?って言われ、診て考えて解決するのが仕事。
商品がなければ(自分で解決できない状態であれば)
ちゃんとした良い肉屋(専門医)を紹介します。

なので気軽に相談してください。

家庭医は便利に上手に使ってください。

とりあえず家庭医に受診する時は
「肉欲しい(この治療して欲しい!)」
って行くよりは
「こんな感じのもの作りたいけど(こんな悩みを解決したい)」
って感じでざっくりニーズと悩みを言ってくれれば、こちらからいろいろ聞いて、良さそうなものを見繕います。

家庭医を便利に上手に使ってもらうのが
今の情報に溢れている社会では変に悩みすぎず楽なのかなーと思います。

上手に専門医と家庭医を使い分けるのが良いのではないでしょうか。



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