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道端画家デビューまでの道のり/最初の一枚は三角顔のLinhちゃん

人の顔を描くのは難しいと思っていてこれまで描いていませんでしたが、週末にハノイのド中心、ホアンキエム湖の周りを散歩するとそれで商売している人がいて、大胆にもワタシもやってみたいと思いました。
ただいきなり道に出てヘタだったらどうしようもないので、目標を来年の秋に定めて練習していきます。
これはその300日に亘るであろう記録。結局諦めましたってこともありますんで。
 
密室で二人向き合って絵を描かせてくれるほど親密な人が身近にいないので、とりあえずWebで見つけたポーズ取りまくり写真を見て描きます。対象は恥ずかしながらキレイで若いホニャララとなります。
と思って始めたらやっぱりエライ難しい。
もともとカフェやソバ屋なら多少実物と違っても誰にも文句言われないけど、顔の場合、目と口の微妙な違いで表情そのものが違ったモノになってしまう。
道端で、アタシこんなじゃなーい、って言われたらそれでRed Cardでっせ。
 
人の顔を描くのはホント久し振りです。
中学1年の美術の授業で一度描きました。まあまあウマく描けて、描いた相手からオレにくれって言われてあげた覚えがあります。
次に描いたのは30年以上前にインド旅行した時。
ある夜 田舎町の民宿に泊まることになって、食後に家の人に町で描いたスケッチを見せたらウマいとか言われて煽てられてその家の小さな子を描くことになりました。
今でも覚えています。白い蛍光灯に照らされた少女の顔。そこそこ似てて随分喜ばれました。
 
もともとある程度描けたのは小学生の頃、何を思ったのか父親に日曜の朝の日経新聞に付いてくる美術面に載っていたヨーロッパの肖像画を鉛筆で模写する技術を教え込まれたからです。「美の美」だったか、いまのテレビ東京の「美の巨人」の源流。
父親は機械屋だったので描き方が機械的で、新聞の絵に升目を書いて、スケッチブックにもやや小さめの升目を書いて、相似図形として書き写していくというやり方。間違いなく似せて描けました。
 
ただナマ身の人間を目の前にして描くのは全然違います。ましてや初対面の人を描けるのか。
練習の1枚目はオデコの毛を消そうと思って筆でこすったら紙が剝がれてきて、、もう少しさらっと描かないと

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