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暗黒日記Z #24 「ぷるぷる」

「暗黒日記」なんて物々しい名前をかなり適当に付けてしまったこの日記だけど、まさか本家『暗黒日記』が書かれた状況に類する状況に現在自分の生きている世界が陥るとは思わなかったわけで、素直に告白してしまうとまあまあな後悔さえ覚えているそんな日曜日。勘弁してくれ。

しかし誓って言うが私はリベラルでもなんでもなく、政治的思想はタイトル決定において全く影響していない。つーか政治的思想というものをそもそも私は特に持っていない。GRAPEVINEの曲に文章の一部が引用されていて、なんかかっけ〜と思って付けただけなので、くれぐれも誤解しないでね。お願い。

これっす。イイネ! ってなんだ、軽っ。でもこの軽さが今はありがたい。一応説明しとくと「星に碇に闇に顔」ってのが該当箇所。あと「馬鹿者のみが行列に〜」もそうだぬ。ぬ。そうだぬ。星は陸軍、碇は海軍、闇は闇市、顔はコネということらしい。戦時下に流行した今様なのだそうだ。

戦争の恐ろしさを最初に思い知ったのは、私の場合『はだしのゲン』を読んだ時だったと記憶している。小学校の図書室に置いてあり、まだ活字を読むことに楽しさを見出せていなかった当時の私は「漫画あるじゃ〜ん!」と嬉々として読んだのだった。そして見事にトラウマに……は意外にもならなかった。ではどうなったかというのをあまり仔細に亘って語ることはしないが、言えることがあるとすればとても多くを学んだということくらいである。

同じ棚には『ブラック・ジャック』も置かれていた。もちろん読んだ。むしろゲンより先にそっちに夢中になっていた。私がスプラッタ映画を愛するキモオタと化してしまったのはひとえに手塚治虫のせいだと言い切れるかもしれない。言わないが。でも少なくともね、小学校低学年であんなの読んだら間違いなく性癖に何らかの影響が出るよね。めちゃくちゃ覚えてんのが、よう分からん悪党に間先生が誘拐されて、上裸で拘束されてなんか全自動人間痛めつけマシーンみたいなので背中切りつけられた挙句傷口に塩だかマスタードだか塗られて苦しむシーン。ダメだろあれは。その時は自分でもよく分かっていなかったが、何故かその描写にえらく惹きつけられてしまい、しばらくじっと眺めていたのをよく覚えている。今にして思えば、あの時こそ私が嗜虐趣味に目覚めた瞬間だったのかもしれ……ないわけないだろ馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿何言ってんだやめろその辺にしとけ気色悪いなもう。

あれだよ。強い人が弱ってるとなんとなく魅力的じゃん。そういうことだよ。それくらいのことでしかないよ。そんな系統の萌えを初めて感じただけであって、何も変態性の萌芽とかではない。断じて。それに変態っていうのは奥が深いんだぞ。半端な気持ちでは自らを変態であると称することは出来ないんだ。本物の変態っていうのはな……やめようかこの話。自分で言ってて気分悪くなってきた。もっと朝の高原を吹き抜ける風の話とかしたい。セバスチャン、こちらへおいでなさい。今朝の風はいつにも増して一際爽やかでしてよ。こんな日は、池のほとりでひねもす読書でも致したいですわね。おほほほほ。あらいやだ、わたくしとしたことが。こんなに高い声で笑ってしまいましたわ。いけないいけない。

ねっむ。眠ぃな、お嬢様のノリ。これはこれで特殊なグロさがある。自分がやってるっていう事実が何よりのグロポイント。【グロ注意】とかって記事タイトルに付けとくべきだったかな。【観覧注意】とかね。なんだろうね観覧注意って。大方「閲覧」が読めなかったキッズとかが生み出した誤字だと思うけど。見るたびにモヤるよな。観覧注意って、ねえ。クソやべえ観覧車かよって。

はい、こんな観覧車はいやだ。

乗ろうとしたら従業員さんが「勇気ありますね!?」って言ってきた。

おもんな。

空気が冷え切ったところで。今度こそ違う話しようか。寒すぎるわ。黒歴史にしかならんぞ。自分で我が身にデジタルタトゥーを刻んでるようなもんなんじゃないのこれ。すぐにでもやめるべきでは。やめないんだけどさ。最近はもうこの日記が完全に習慣になってしまったので、書かないで日曜を終えるということを想像すると、歯磨きをせずに寝落ちてしまった翌朝の味が舌の上に広がってくる。自縄自縛とはまさにこのことである。哀れなり白木軽骨。

そういやこの「白木軽骨」って名前の由来話したことあったっけ。多分無いな。えー、軽骨というのはね、軽々しいとかそういう意味なんだよ……と認識してたけど改めて調べてみたら「ばかげたこと」とか「軽蔑すること」って意味もあんのか。へー。勉強になるなー。

あんさん漢字がちゃうやないのと思った人はぜひリンクに飛んでみてね。ちゃんと「軽骨」って表記もあるから。「リンクに飛んでみて」って言い方怖いな。ウィルス入れられそう。Weblioに限ってそんなことは無いと思うけど嫌な人は別にいいです。こいつ漢字間違ってんじゃねえかばっかでー、とどうか軽骨してください。う、うまいこと言えたんじゃないか……? やったぜ……? 全然そんなつもり無かったんだが……?

と、そんな良くない意味しか持たない「軽骨」をペンネームにしたのは、実のところ字面が気に入っただけだったりするのだけど、意味もなんとなく理由にはなっている。「軽々しい」というのはちょうどいいと思った。軽々しくありたいものである。今回のこの記事のように、ひいては今まで更新してきた全ての記事のように寒々しい一人語りを延々ぶつような軽々しさはあまり褒められたものでは実際無いのだが。それでもとりあえず、井上ひさしとかブコウスキーとかが言ってる「難しいことを易しく」っていうあれを実践できるもんならしていきたいわけですよ。という意思の表れかな。この名前は。しかしこれは「ラーメンズ」が「枠」とか「額」とかって意味のドイツ語であるRahmenを複数形にすることで「箱」という意味を持たせたかったというのが由来になっている、的な後付けの説明かもしれない。わっがんね。あたしゃ確固たる意思ってぇやつを持っとらんので。ぜーんぶテキトー。ブレブレ人間イケイケ26年目でしてよ。めでてぇ。超おめでてぇ。

では今週はこんなもんで。

こんな着地したらそらこれになるわな。

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