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【ワーホリ日記③/町の生活で気づいたこと】

こんにちは こうきです。
今日は、白川町での生活で気づいたことについて書こうと思います。

都会という「ふるさと」

前回の記事で紹介したように、自分の実家は神奈川にあります。最大で半年ほど実家を離れた時期もありましたが、それ以外はずっと神奈川で生まれ育ちました。

神奈川の中でも割と都会に近い(?)地域だったこともあり、人口も増加し続け建物もたくさん造られています。

大学進学後は都内の大学へ通い、休日も友だちと都心へ遊びに行っていました。常に人やモノに囲まれた生活の中で思ったのは、

「自分、都会が好きだな」

ということです。
多くの人が行き交う駅や交差点、ところ狭しと立ち並ぶビル群、満員電車、夜の繁華街。コンクリートで照り返す夏の日差し、都会の無機質な雰囲気が強調されるかのような冬。
どんな時でも、都会のさまざまな面が自分にとっては素敵に見えました。きっと、たくさんのモノやヒトが集まっているエネルギッシュなパワーの流れ(?)みたいなものに巻き込まれていたいんだと思います。

渋谷の街並み(筆者撮影)

よく「都会の人混みが好きなんだよね」と言うと、変わってるねと言われます。「満員電車も全然OK!」と言うと驚かれます。

それだけ、自分の親しんだ環境にはたくさんのヒトやモノが多く、それに慣れているんだと思います。

田舎という「異世界」

よく、「日本の原風景」というような言葉を耳にします。自分はこの言葉を聞くと、田んぼ、川、裏山などなど、綺麗な自然が広がっていて生き物たちがあちらこちらに生き生きと暮らしている… こんなイメージが浮かびます。きっと、これを読んでくれているあなたも同じかもしれません。

白川町の一部(筆者撮影)

白川町はまさにそんな景色が広がる町。さらにプラスして、優しい町の人たちもいます。そして、人と人との距離が近い。(物理的に近い都会とは別の近さ)お店に行けば誰かしら知っている人がいる。農産物を作る農家さん、それを売るお店の店員、買いにくるお客さんの距離も本当に近い。「この前のトマトおいしかったよ」とか、「今日も来てくれたんですか?いつもありがとうございます」とか、いつも話をしている感じです。家の近所に住んでいる人たちとはよく関わるし、顔見知りも多いみたいです。

アルバイトをしている飲食店ではスタッフとお客さんが急に世間話を始めるし、スーパーに行けば知り合いの人と鉢合わせして気まずくなるし。自分にとっては、こういったことがとても新鮮なものでした。

人に限らず、自然との距離もすごく近い。家の中に無限に虫は入ってくるし、どこを見ても山だらけ。自然に触れるためによくキャンプにもよく行っていましたが、白川町に来てからはそんな気もなくなりました。笑

生まれ育った場所とは全く違う環境に毎日驚いています。「田舎は落ち着く場所」という自分自身の概念が覆された気がしました。

結論、神奈川がより好きになった

元々、ワーキングホリデーの目的の一つに、「田舎の暮らしを知る」という目的がありました。(どの立場で言ってるのか。めちゃくちゃ失礼)
自分の生まれ育った環境とのギャップに日々驚いており、ある意味目的は達成しました。そして、町で暮らしているとなんだか神奈川がとても良い場所に思えてきます。それは決して白川町が良くない場所、という意味ではなく、白川町と神奈川どちらの良さも感じ取れているということです。白川町には白川町の、自分の地元には地元の良さがあり、それに気付かされる日々です。

あと半分を切った白川町の滞在を楽しみたいと思います。


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