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弱い人、強い人

こんにちは。
白川悦子です。

人を見ていて思うことがあります。
それは
『強そうに見える人ほど実は弱い所がある。』
ということです。

あえて見せないだけで、どんな人でも必ず弱いところはあると思うのです。
なので、わたしは"人はみんな弱いもの"と考えています。



強そうに見える人


逆に、偉そうな感じを醸し出している人を見ると、「あ、この人は自分に自信がないのだな」と思ってしまいます。
(自分に自信がある人は必要以上に偉ぶらないし、柔軟性があって柔らかい大きさがありますから。)

大声で自分の主張を押し通したり、力でねじ伏せようとする人は、自分の弱さを隠すために吠えていたりしますね。(あまり近付きたくないタイプ。)
そういう大人らしからぬ人は別としても、ものすごくパワフルで精力的にに見える人であっても、一枚脱いだらものすごく不安定な弱さを持っているなんていうことも珍しくないです。

例えば、人の悩みを扱うカウンセラーを生業としていて引っ張りだこだけれど、実は人が怖いから電車に乗れずタクシーで移動している方。
学びを与える大人気講師をしているけれど、定期的にやって来る不安神経症で服薬治療中の方。
この方たちは一見力強いタイプに見えますし、精力的に活動をしている方々です。

何が言いたいのかというと、強そうに見える人も実際のところはわからないものだということです。
弱いところがあっても良いし、そこが可愛らしさだったりする。

あの人は強い人(立派な人)、というのはある側面を切り取っているだけだったりするなぁということをいつも感じています。


悩みの捉え方

多くの人は悩みのひとつやふたつは持っているもの。

悩みって無くそうとするから苦しいのです。
その悩みがあることも、
『まぁそうだよね、その部分はできないよね、わたしには無いよね。』
そんな風に思えたら悩みは半分以上解決しています。
更に、その悩みを人に話せて笑い話にできたらほぼ解決したも同然。
悩みそのものを解決する必要はありません。
だから、自分の話を否定せずにフラットに聞いてくれる人をどれだけ持っているかもとっても大切。

けれど悩みの真っ只中にあると、その悩み自体を気付かれちゃあかん!と隠そうとするし、その話題に触れられそうなら全力で防御、もしくは逆ギレ。
それは辛い状況です。

悩みが無い人というのは、実際は悩みが無いのではなくて、あっても悩まないから悩みがないということです。当たり前だけれど完璧な人なんていませんよ。

だから、どれだけ自己開示できるかが重要。
自分の弱さやダメな所をさらけだして笑えたなら最強。
カッコつけずに自己開示できる人が本当は一番強い人なんじゃないかしら。

立派である必要もないし、強くあらねばなんてことも思わなくて良い。
できないことも、やれないことも、あって当然。

みんな弱くて、それでよし。
隠して強がる必要もなし。

わたしが思う、弱い人と強い人。







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