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秋田県にはジオパークが4つも!

noteを始めてから今日で一週間です。
GW中のPR活動や無料ガイドのことばかり書いていたので、そろそろジオパークについて書いていこうと思います。

ジオパークとは

ジオパーク(Geopark)は「地球や大地」を意味するGeoと「公園」を意味するParkを組み合わせてできた造語で、地球や大地を知り楽しむ場所として「地球の公園」「大地の公園」と呼ばれています。

現在日本には、日本ジオパーク委員会が認定した「日本ジオパーク」が46地域あります(2022年1月現在)。その内、9地域がユネスコ世界ジオパークにも認定されています。

詳しくは、日本ジオパークネットワークのウェブサイトをご覧ください。


秋田県4つのジオパーク

八峰白神ジオパーク

主として中生代白亜紀にできた花崗岩の基盤がエリアの北側に位置し、それを覆う新生代第三紀の堆積岩とそれを貫く貫入岩類がエリアの多くの場所に分布します。この地域は、新第三紀の終わり頃(約300万年前)から現在まで隆起し続けたために、白神山地の深い谷と崩落地形、海岸・河岸段丘などの多様な地形を有しているのが特徴です。

八峰白神ジオパークでは、白神山地の誕生から人々の暮らしの物語をまるごと体感できるなど思わず「へぇ〜!」「なるほど!」と言ってしまう驚きと感動にあふれています。学び、遊び、食べて・・五感を使って、大地を、地球を感じてください。


男鹿半島・大潟ジオパーク

約30㎞四方の比較的コンパクトな当ジオパークには、日本列島が大陸から分かれ、日本海を形成し、大規模気候変動による環境の移り変わりを経て今日に至った、過去7,000万年間の地層を順番に観察できる露頭がそろっています。また、日本最大の潟湖「八郎潟」から誕生した日本最大の干拓地大潟村は、他のジオパークにはない、「大地と人の物語」に恵まれています。

日本列島のでき方がわかる地層博物館・男鹿と、日本で2番目に大きかった湖の底にできた人工の大地・大潟。 恐竜がいた7,000万年前から現在までの大地の歴史、人の歴史を連続して見ることができる日本唯一のジオパークです。「男鹿のナマハゲ」に代表される文化や歴史、自然、動植物に加え、大地の豊富な恵みが育む食文化とそれらを担う人々の生活を知ることができます。


ゆざわジオパーク

ジオパークを目指すことは、湯沢市の“よさ”を改めて見直し、ここに住んでいて良かったと再認識することです。

そこに住む人々が地域のよさを知ることで生まれる郷土愛を醸成しながら、地域の資源をうまく活用し、産業や経済活動に生かすなどで、充実した暮らしができる地域を作るとともに、その地域資源を後世まで継承することで、脈々と続く、世界に一つだけの郷土「湯沢市」の繁栄を目指すものです。


鳥海山・飛島ジオパーク

鳥海山・飛島ジオパークでは、全体テーマを「日本海と大地がつくる水と命の循環」とし、サブテーマを「暖流・活火山・湧水がおりなす自然と暮らし」としています。また、5つのエリアごとにもテーマを設定し、全体としてジオ・自然・文化にわたる地域の特徴をわかりやすくしました。

鳥海山・飛島エリアには、この水と命の循環を間近に観察することのできる貴重な自然が広がっています。鳥海山・飛島にふれながら、この地域の豊かな自然や文化を、次の世代にバトンタッチするために鳥海山・飛島ジオパークは、多くの人々とのつながりを大切に、活動を続けます。


最後に

ジオパークでは、地域住民が主体となって、ボトムアップの活動を進めています。そんな地域がネットワークとしてつながり、経験や知見を共有し、知恵を出し合って、持続可能な社会の実現を目指しています。

地質遺産から地球の仕組みや過去、大地の成り立ちを知り、それらが地球上の動植物や私たち人間とどのようにつながっているかを、知ることができます。

例えば、山や川をよく見て、その成り立ちと仕組みに気づくと、今まで何とも思わなかった景色が変わって見えてきます。またその景色が、何千万年、何億年という途方もない年月をかけてつくられてきたことを知れば、私たち人の暮らしは地球の活動なしには存在しえないことも分かります。
《 日本ジオパークネットワーク ジオパークとはより抜粋 》


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