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パチンカスへの道~序章~ ①

 こんばんは「かいぶつ」です。

 前回の投稿から約2週間が経過し、すっかり再開するタイミングを逃していましたが、少しだけ心のゆとりができたので、始めてみようと思います。

 今回は、初めて本格的にパチスロを打つまでのはなしをしようと思います。

 1995年の12月、高校生(17才10ヶ月)だった僕は友人(仮にOとしておきます。)から
「明日、いっしょにモーニング行くか?」
と、突然の朝食デートに誘われます。

僕が
「どこの喫茶店に行くん?」
と訪ねると、Oは笑いながら
「なんでお前と二人で朝飯食べに行かなイカンのや!?」
と、とても理解に苦しむ返事を返してきました。

 解せない僕は改めてOの話を聞き、以下の事を理解します。

①Oの言う「モーニング」は、喫茶店などで出される朝食の類いではない。
②Oの言う「モーニング」は、パチンコ屋さんで実施されているお得なサービスらしい。
③何か知らんが「モーニング」って簡単に儲かるらしい。

 実はそれまでに1度だけ、僕はパチンコ屋さんに行ったことがあるのですが、その時にまぁまぁ恥ずかしい思いをしているので、パチンコ屋さんに対する印象は良くありませんでした。

しかし、せっかく友人が誘ってくれているし、何より「簡単に儲かる」というワードに僕の心は揺さぶられます。

 次の日の朝、自分の欲望に忠実な僕は、Oといっしょに原チャを飛ばし、近所のホールへ向かいます。

 ホールに到着したのは10時になる少し前。平日ということもあり、お客さんは僕たちを含め5人程度です。
 
 しばらくすると、自動ドアの向こうにパンチパーマのオジサンが現れました。どうやらこの店の店員さんのようです。

と、突然

どこからともなく、聞きなれた音楽が聞こえてきました。

「チャンチャカチャンチャカチャンチャカチャン♪チャンチャカチャンチャカチャンチャカチャン♪」 

僕が

ロッキーのテーマやん( ´∀`)

と思った瞬間、
パンチパーマの店員さんの手により、一斉に自動ドアが開かれました。

そして、それとほぼ同時に僕以外のお客さん(Oを含む)が一斉に走り出したのです! 
僕も慌ててOの後を追い走ります。

スロットコーナーに辿り着くと、すでにOを含むお客さん達はプレイを開始していました。 

何台かの台を経由しながら打っているOや他のお客さん達を後目に、僕は最初に着席した台を何となくペチペチ打っていました。

すると突然、先程のパンチパーマの店員さんが僕の背後に立ち、何か注意するように声を掛けてきたのです!

「年齢ばれたか?」

次回に続く。

 

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