帰る場所
待ってくれている人(犬、猫)がいる。
それだけで人はがんばれる。
多くの建築が「行く」場所であるのに対して、家は唯一「帰る」場所。
長い旅に出て家に帰った時「あーやっぱり家は落ち着くなー」と言った経験は誰にもあーはずだ。
家に帰ると目線を感じる。りくだ!
尻尾を全力でフリフリ、近寄ってきてくれる。
子ども達が小さかった頃「お父さ〜んおかえりー」
と言って抱きついてくれた、あの幻再びな光景だ。
わしも子どもの頃、親父が鳥取トヨタから帰ってくる時兄妹3人で玄関先で待ってたこと思い出す。
その帰る場所をわしら建築家は丁寧に設計し作って行かねばならない。朝気持ちよく目覚め、すっと一日が始められる家がいい。我慢しなくていい。深い軒下で雨がしとしと降っている。ボーっと軒下で珈琲飲みながら読書なんて最高だへん?いろんな居場所を散りばめる。
そんな一日のひと時があるだけで、人生は豊かになる。その一助になれる家づくりをわしらはしている。
豊かな「暮らし」をともにつくり
すべてを未来へつなぐ
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