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すきな歌 Belle:歌よ



歌詞

LA LA 歌よ導いて!
こんな小さなメロディが
貫いていく世界が見たいの

毎朝起きて 探してる
あなたのいない未来は
想像したくはない 嫌なの

でももういない 正解がわからない
私以外 うまくいってるみたい
それでも 明日はくるのでしょう…歌よ導いて!

嫌になる、みんな、幸せなの?
愛している人がいるの?
こうして一人でいると不安になる
歌よ導いて!
どんなことが 起きてもいい!!

歌よ傍にいて
愛よ近づいて

竜とそばかすの姫 挿入歌
作詞:中村佳穂
作曲:Ludvig Forssell


曲を聞いて

歌詞を読んだだけでも印象に残った。
でも、この歌のすごいところは音楽と一緒になったときに最大限の力を発揮するところであるように感じる。

「歌よ導いて!」の盛り上がりから私は目の前の視界が開けたような、開けたけれど、そこには更に多くの、壮大なものが広がっていて思わず倒れてしまいそうな、少しでもこの張り詰めた緊張を切ってしまったら一気に下まで落ちてしまいそうな、そんな感覚に襲われる。

ずっと私は何かを求めて走ってきた。けれど、走って走ってたどり着いた、目の前の扉を、大きく息を吸って開けた先には、全く違う何かが広がっていた。そういう気持ちになる。

たった2分で私を全く違う世界に連れて行ってくれる。大きなパワーを持っている曲だと思う。私もそんなものを創りたい、と思った。


出会った当時を振り返って

私のこの曲との出会いは映画館だったが、真っ暗な映画館、吸い込まれてしまいそうな映像の美しさとともに、Belleの歌声、壮大な音楽が私を圧倒し、全身の毛穴がぶわっと開くような、そんな感覚を覚えた。

私は、この映画を見た半年後、足の怪我によって大好きなダンスを続けられなくなった。その時、頭に流れていたのはこの曲だった。

「私以外 うまくいってるみたい」

「嫌になる、みんな、幸せなの?」

そんな思いばかりが私の頭を駆け巡っていた。私はこんなにダンスが好きなのに、なぜ好きなだけ踊ることが出来ないの?他のみんなは痛みもなくダンスを続けているのに、なぜ、私だけ?

Belleと境遇は全く違うけれど、たしかにあの時、私はBelleだった。そして、傍にいてくれたのはこの曲だったと思う。

こんなふうに自分を投写して聴くことができる、そして、勇気づけることができる、そんなものを創れる人になりたいと思う。





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