見出し画像

すべての知識を「20字」でまとめる

著者:浅田 すぐるさん

「1枚」ワークス株式会社代表取締役。愛知県名古屋市出身。トヨタ自動車に入社後、海外営業部門に従事。グロービスへの転職を経て、独立。ビジネスコミュニケーションをテーマにして企業研修・講演・コンサルティングなどを多数実施。

本書は、物事を学んでから伝えるまでの一連の流れを、筆者の経験談を基にまとめたものである。物事を簡潔にまとめる為には、情報を整理し理解することが求められる。その為の方法についてPART1「初伝」INPUTで記述されている。そのあとに思考整理したことを発信する為のPART2「中伝」OUTPUTと続き、更に深堀したPART3「奥伝」CONTRIBUTIONと続く。本を読んだり、セミナーを受講する際の学びを自分のものに出来る方法について書かれた本。自己啓発をやっているけど、なかなか身についた気がしない人は、一度本書を手に取って考え方を見直してみては。

ここからは私の感想。

「昨日学んだことは何ですか?」これに答えられなければ、昨日の学びはなかったことになる。言葉で表現出来なければ、それは身に付いていないし、学んだつもりなだけである。本書にも、学びが消費になっているという表現が出てくるが、学びの消費者が多いのは事実だろう。かくいう私もその一人になっていることが多々あると自覚している。「要約力」というのは、仕事をする上でも、実生活でも必ず必要になってくる。要約する為には、物事の全体を理解していないと出来ないし、質問に対しての答えでなくてはいけない。言わば要約とは、スイカの先の部分だと思う。誰しも、どうせ食べるなら美味しい部分だけでいいし、食べやすくカットされていたら尚良い。目的が明確でなければ、どこから切ったらいいか分からないし、出来上がりも悲惨なものになる。学ぶことも目的を明確化し、消費で終わらないようにしないといけない。学びは他者の為で、他者貢献が傍を楽にすること(働くこと)、というのは、今回の学びであった。すぐには実践出来ないと思うが、意識して行動するように心がけたい。日々の努力を続けよう。

最後までご覧頂き、有難うございます。 頂いたサポートのバトンは、他の方をサポートする為の バトンとして回させて頂きます。