やさしくわかる「お店の数字」
著者:山田 公一さん
株式会社船井総合研究所の経営コンサルタント。大手化粧品会社で11年にわたり営業、販売スタッフ及び小売店指導に従事。2001年船井総研入社後、「業績向上研修」「現場レベルの目標管理研修」などを行なっている。
本書は、題名の通り、お店の「数字」に焦点を当てて書かれており、理論や法則をビジュアル化して分かりやすく解説している。序章で数字の重要性を説き、第一章で儲けの仕組みを体系的に解説し、粗利益などキーワードの説明。第二章で売り上げアップへのアプローチ、続く章で在庫や価格設定に触れ、粗利益の深堀り、粗利益を上げるための説明と続く。第五章で経費について述べ、第六章で売上目標・計画、最後にQ&Aという形で締まる。複雑な計算をせず、四則計算のみでお店の数字について解説。販売の基本的な知識を学ぶ為に読んでみるのにおススメ。
ここからは私の感想。
「やさしくわかる」と書いてあるだけに非常に易しかった。内容としては、簿記を持っていたり、ある程度、会計や財務に通じている人には物足りず、中学生くらいの読み物との印象。コンサルならではの数字を使っただけの基本的な内容。コロナ禍では参考にもならないし、お店を経営している人にも参考にならないレベル。いつも思うのだが、「売上を伸ばす」「利益を出す」とここまで大々的に宣言しているなら、一度お店を経営してもらいたいものだ。ではでは。
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