毎日が冒険
著者:高橋 歩さん
実業家。著作家。下記サイトにインタビュー記事がありましたので、紹介は割愛させて頂きます。
この本は著者の高校生三年生から出版社を立ち上げるまでの出来事が、心の声やツッコミを織り交ぜながら書かれた自伝である。構成は7つの冒険から成り、カウボーイ修行、ストリートの話、地獄の成功哲学合宿、無一文から仲間とお店の開店、死んだらゴメン!イベント、インド旅行、会社を興すことについて書かれている。題名だけでも興味をそそられるものもあるが、内容がまた鮮烈。ぶっ飛んだ内容の中にも世の中の真理が詰まっていて、勇気を持って踏み出す行動力について考えさせられる。序章で自身の将来を想像し、このままいくと平凡でカッコ悪い人生を歩むことになる将来が思い浮かび、全否定をすることから始まる。ここでハッとさせられた読者も多いはず。歩みたい道や将来なりたい姿があるも、現状は自分の思ったように出来てないと思っている人は、是非読んでみることをおススメ。出来ない理由は全て言い訳で、本気でやると言うことを教えてくれる。
ここからは私の感想。
自営業をやっている知人に紹介してもらった為、一読。私が抱えている現状のもやもやに対して答えを教えてくれた。というか、「頭では分かっているが行動が追い付かない」ということに対して、「とにかくやってみる」ということだけ。本書にあるように、お金が出来ない理由ならどうにでも出来るし、時間は仕事を辞めたらあるし、無いのは本気でやりたいことだけ。やりたいことは一杯あるけど、今の生活を捨ててまで全力を注ぐものに出会えていない。やっていないなら文句は言えないし、現状が不満ならその不満が何かを紐解き、解決していくだけ。前回の岡本太郎氏の本と同様にとりあえず一歩目を踏み出さなければ始まらないと痛感。まだまだ自分の考えが甘いと思うし、このままでは何も出来ないと焦りもあるし、かと言って本気で取り組めるものもない。まだまだかかると焦りつつ、現状のぬるま湯に居心地の良さを感じている自分もいる。すぐには成せないが、日々の努力を続けよう。
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