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マッキンゼー流 入社1年目 ロジカルシンキングの教科書

著者:大嶋祥誉

センジュヒューマンデザインワークス代表取締役。(経営者や管理職へのコーチング事業を主とする企業。)上智大学外国語学部を卒業した後、アメリカ合衆国のシカゴ大学にて大学院修士課程を修了しており、同国デューク大学でMBAも取得している。マッキンゼー、ワトソンワイアット等数々の外資系企業を渡り歩き、三和総合研究所にて経営戦略や人材マネジメントのコンサルタント及びベンチャー企業支援に携わる。2002年に独立。

本書は題名の通り、ロジカルシンキングについての解説本であるが、MECE、ピラミッドストラクチャー、演繹法、帰納法等テクニカルな方法論について実生活の例えを用いて分かりやすく解説している。入社1年目と入っているように、方法論の専門用語が出てくるが、内容自体は誰にでも分かりやすいように書かれている。しかしながら、簡単かつ明快な内容に反し、日常的に意識していないことや、頭では分かっていても実践出来ていないことを再認識させられる本。読みやすく、すぐに読み切ってしまえる為、新入社員のおうち時間におススメ。仕事をする上で必要な基礎情報を得られる。

ここからは、私の感想。(本を読んでから見てください。)

ロジカルシンキング。社会人を経験して、仕事をする上では勿論、日常生活をする上でも非常に必要な考え方である。お客さんへの営業でも、社内で上司に対するプレゼンでも、人を説得する力が仕事が出来るということに繋がってくる。この説得力を強固にする為に必要なものが論理的思考すなわちロジカルシンキングである。人は皆、無意識に自分の目で見た世界で話をしている為、客観的な視点で話さなければ、納得出来るはずもない。社会人になって大きく気付かされたことは、ビジネスでは曖昧な表現は避けるべきだし、物事は定性的に話さずに、定量的に話さなくてはならないこと。主語がない話や曖昧な表現でも伝わっていると思う話でも、独りよがりであることが多い。人間、自分の良い様にしか解釈しないものだし、曖昧にしておきたい部分もあるが、仕事上では大きな問題へと繋がる。真実に目を向け、深く考える。事実と自身の考えを区別し、クリエイティブな直感に深みを与えれば、より論理的で説得力のある話が出来ると思う。日々の努力を続けよう。

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