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ともに戦える「仲間」のつくり方

著者:南壮一郎さん

CMでお馴染みの「ビズリーチ」の代表取締役と言ったら分かるでしょうか。生まれは大阪とのことですが、静岡にも居住歴があり、幼少期にはカナダで過ごしています。大学はアメリカ合衆国の「タフツ大学」に入学、卒業後はモルガン・スタンレー証券に入社しております。その後、独立するも上手く行かず、どん底を味わい、楽天の三木谷社長に直談判して「楽天イーグルス」の創業メンバーとなります。チームの運営は上手くいくも「メジャーリーグの球団オーナー」になる夢を諦めきれず、退社。ビズリーチを設立。

本書の内容は、著者である南壮一郎さんが「楽天イーグルス」を辞め、「ビズリーチ」を設立するも上手く行かず、色々な仲間と出会いながらサイトのサービスをリリースするまでの軌跡が書かれています。著者は南氏ですが、語り部が語るように物語調になっており、それぞれ登場人物の心情に寄り添いながら書かれている為、読みやすいです。仲間が増えていく様子はまるで「ONE PIECE」を読んでいるような錯覚に陥ります。出来ることなら全て自分でやってしまいたいという完璧主義思考の方におススメの一冊です。

ここからは、私の感想。(本を読んでから見てください。)

まず、南氏についてですが、やはり経営者や起業家の根本となってくる「行動力」が凄いなということ。まだサイトも出来上がってない中、単身で「ラダーズ」の社長に会いにニューヨークまで行っちゃうところ。「問い合わせフォーム」から片っ端からナンパするところ。頭で分かっていても行動出来ないのが人間。最近の成功者は皆、口を揃えて言うけど「成功するには行動」。簡単だけど難しい。本の感想を言えば、読みやすく、感動もありましたが、正直な所、同じことが一般人にも出来るかと言えば難しい。本の内容で言えば、独りよがりだった南氏が仲間とぶつかり合い、切磋琢磨し合っていく中で、信頼が生まれ仲間を信じることで成功したとのこと。この出会いは本書にも出てくるように「偶然」ではなく、南氏がこれまで築き上げてきた努力や苦労から生まれた行動力による「必然」に他ならない。いかに日頃から努力を重ね、来たるべき機会をものに出来るようにアンテナを張っておくことが出来るかが重要。「果報は寝て待て」と言うが、種を蒔く作業、水をやる作業をしない人には「果報」は来ない。日々の努力を続けよう。

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