スマホ人生戦略
著者:堀江 貴文さん
「ホリエモン」と言った方がしっくりくるだろうか。実業家であり、投資家、執筆家、You Tuberと活動は多岐に渡る。著書もかなりの数を執筆している。生まれは福岡県八女市で、久留米大学附設中学・高校を経て、東京大学へ入学。大学を中退して、オン・ザ・エッジを設立。東証マザーズに上場後、経営破綻をした旧ライブドア社から営業権を買い取り、ライブドアへと社名変更。同氏はライブドアの連結決算で有価証券虚偽報告をしたことにより、証券取引法違反容疑で逮捕された経歴も持つ。いずれも失敗に終わっているが、球団買収計画やニッポン放送買収計画を企てたり、総選挙へ出馬して落選したりと話題に事を欠かない人物である。最近では、東京都知事選への参加が取り沙汰されている。
本書は著者の経験談と人生観からスマホをどのように利用するか、どういう思考法が良いのかが35の行動スキルという形で紹介されている。他の著書同様、ホリエモン節炸裂の一冊となっている。恐らく、大多数の人とは異なる意見もあり、人によって合う合わないはあるにせよ、IT業界には精通しているので、参考になることも多い。自身の考え方と照らし合わせながら、考え方をアップデートしてみては。
ここからは私の感想。
今後、スマホに関わらず、最新のテクノロジーを活用する技術がなければ、ITリテラシーの高い人とそうでない人との差は指数関数的に差が広がると思う。恐らく日本にいる限り、最新のSNSをリリースしたり、ユニコーン企業になる程の成功は難しいかもしれない。しかし、YouTuberのように成功にただ乗りすることで、チャンスは大きくなる。コロナショックでも働き方が大きく変わったが、今後も変わり続ける。変わりにいち早く気付き、対応する。こういった能力が必要になってくる。本書でも堀江氏が言う当てずっぽうの「絶対的未来」と、既存の情報を基に仮説を立てて予想する「相対的未来」という言い回しが出てくる。先見性のある人というのは、この「相対的未来」を読み解く能力が高く、先手を打てるのだと思う。時代に乗り遅れることなく、先取りする。日々の努力を続けよう。
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