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パチンコ裏物語

著者:阪井 すみおさん

北海道出身。高校卒業後、アニメーター、司法書士補助、ビル管理などの職業を経た後、パチンコ定員として各地を放浪。自称40代の肉体に10代の心を持つアウトロー。

本書は、パチンコ屋店員として20年勤務してきた著者による題名の通りの「パチンコ裏物語」である。出版されたのが今から10年以上も前なので、今のパチンコ屋とは一線を画すが「事実は小説より奇なり」。驚くべきエピソードが満載である。日常生活では考えられない出来事や伝説を覗いてみては。

ここからは私の感想。

本日もコロナの影響を受けた業界について考察しようと本書を読んでみたが、時代が違い過ぎて別業界の話のようであった。パチンコ屋で不正を働くゴト師や打ち子の話、衝撃的な話が盛り沢山であった。言葉遊びが得意な著者の文才も光り、事実を基に書かれているのだろうが小説のようで面白かった。学生時代にパチンコ好きの友人が打ち子のバイトをしていて、本当に儲かるのかどうか疑問符であったが、経営者が脱税の為に台をいじっているとの話は有り得る話だと思った。キャバクラやパチンコなど過去に比べて陰りが見え始めているのは規制が入り、クリーンな業界へと変わってきているからではなかろうか。不倫が叩かれ、不正が暴かれ、「飲む・打つ・買う」は過去のものになりつつある。人間、そんなに完璧ではないのだから、多少の息抜きは必要であると考える。決して不正や不倫を肯定しているわけではないが。。。日々の努力を続けよう。


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