１億円会話術

著者：岡崎 かつひろさん

埼玉県生まれ。株式会社ＸＹＺ代表取締役、他２社を有する経営者。経営する会社は、ビジネストレーニング事業や業務コンサルティング、小売店支援、飲食店コンサルティング、旅行事業など業界は多岐に渡る。ソフトバンクＢＢ株式会社入社後、４年で独立。

「あなたは年収１億円に本気でなりたいですか？」との問いかけから始まる。本書は年収１億円を既に持っている人ではなく、年収１億円に到達するまでにどういったことを大事にしているのかを軸に展開される。お金や人が集まるマインドやお金の概念、著者が知り合った多くの人や本を参考に描かれ、人脈や人望を築くための２７のスキルが集約されている。コミュニケーション能力は作れると話す筆者の具体的スキルをあなたも学んでみては？

うまくいく人がやっている １億円会話術 (きずな出版)

ここからは私の感想。

内容としては共感出来る部分が多く、具体的なスキルも納得は出来るが、習得して実践出来たとしても年収が一億円になるかは別の話。人が集まる場所にはお金も集まってくるし、結局は人となりによる所が大部分を占める。年収という形で金額の多寡は出てきてしまうが、高収入の人はマインドコントロールの上手さや自己管理に優れ、高収入のマインドセットを持っていることは間違いない。本当に社会貢献をしたければ、実際に莫大なお金が必要であるし、一人が動いたところで結果は知れている。多くの心を動かすのは、始めは一人の行動からであるし、共感が多ければ多くの人が動く。人が集まればマネタイズも可能になってくるし、出来ることも増えてくる。人が集まるプラットフォームとしての人格を持ち合わせることが一番大切。その為の信頼は一日では築けないけれど、失うのは一瞬。表面的ではなく、本質的に人脈や人望を築く行動を心掛けたい。日々の努力を続けよう。