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1%の努力

著書:ひろゆき [ 西村博之 ] さん

「2ちゃんねる」の開設者で元管理人。取締役管理人として「ニコニコ動画」も開始。英語圏最大の匿名掲示板「4Chan」の管理人で、2019年にはネットのコミュニティサイト「ペンギン村」をリリース。神奈川県生まれで中央大学出身。在学中にアメリカ合衆国のアーカンソー州に留学。

本書は「2ちゃんねる」で知名度を上げたひろゆき氏の人生論を、7つのエピソードと49の思考法で紐解いたものである。同氏の生まれた環境から、考え方、大事にしている芯の部分を知ることの出来る一冊となっている。題名にある通り、精神論や根性論からかけ離れた角度から筆者の主張は展開される。努力や働くことが当たり前の風潮に対して、1%の努力で成果を上げるための思考法が為になる。頑張ることに疲れた人や働き過ぎている人、一度本書を手に取って自身の立ち位置を考え直してみてはいかがだろうか。

ここからは私の感想。(本を読んでから見て下さい。)

環境が人を作る。そして、そのそれぞれの環境によって作られた人は、自分の居心地の良い場所、適正な場所でないと成果を発揮出来ない。無理は続かないのだから、最適な場所を探す努力というのがこの1%の努力なのだろう。確かに、努力の方向性を間違えると悲惨なことになる。個人的なひろゆき氏への印象としては、言動にホリエモンと通ずるものがあるが、まだ堀江氏よりは一般的な多数派の意見も聞けるバランスを持っているという印象。二人の共通部分が思ったことを忖度無く口にするという部分が大きいのだろうだが。本の内容やネットでの言動を見る限り、言葉に噓偽りは無いだろうし、飾らずに本音で話すから好感が持てる。私も同氏と同様に追い込まれないとやらないタイプで、団地育ちと言う似た境遇を持つ。それ故に、筆者の主張に頷ける部分も多く、チャンスを待って緩く生きたいとは思う。しかしながら、日々の幸せを感じながらも、若い内は成長に貪欲でありたい。私自身が完全に働かないアリタイプであるからこそ、今一生懸命働きたいと思うし、将来本来の姿に戻れるように努力したいと思う。目標は明確に、日々の努力を続けよう。

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