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成功はゴミ箱の中に -億万長者のノート-

レイ・クロック自伝
著者:プレジデント書籍編集部

(レイ・クロックさん)マクドナルド創業者。アメリカ合衆国イリノイ州オークパーク生まれ。高校中退後、ペーパーカップのセールスマン、ピアノマン、マルチミキサーのセールスマンとして働く。52歳のときにマクドナルド兄弟と出会い、マクドナルドのフランチャイズ権を獲得。その後、全米展開に成功。後年にレイ・クロック財団を設立し、メジャーリーグのサンディアゴ・パドレスを獲得。

本書は、マクドナルドの創業者であるレイ・クロック氏の数々の金言にスポットを当て、編集されたもの。「はじめに」では、ファーストリテイリングの会長兼社長の柳井正さんとソフトバンクの社長である孫正義さんの二人の解説からスタート。本章は全7章から成り、最初にレイ・クロック氏の残した言葉を紹介し、その後に同氏の体験談や実話を基に解説文が続く形式。52歳でマクドナルドを創業するという規格外の行動から学べることは多い。誰もが口にしたことがあるマクドナルドの創業の裏話を、教養として知っておくのも悪くない。下記、「はじめに」と「第一章」が読める試し読み版のリンク。

ここからは私の感想。

波瀾万丈な人生で成功までの道のりは長かったが、遅かれ早かれ努力は報われるのだと感じた。残念ながら努力が現世で叶わない人も一定数いるのは事実であるが、努力の方向が間違っているのだろう。時間は有限であるので、努力の方向を間違えないように軌道修正をし続けるのと、何歳になっても行動的であり続けたいと思う。マクドナルドの成功は、レイ・クロック氏が元々セールスマンであったことが功を奏したのだろうし、いくつになっても揺るがない考えがあったから成し得たことだと思う。上手く経営を回すには、数字で判断するコンサル的で保守的な一面と、経験や野生の勘で動く無鉄砲で積極的な面を持ち合わせていないといけないと思う。同氏が50歳を越えても起業が出来たのは、後者の好奇心や起業家精神を忘れていなかったことに他ならない。自身が信じた信念を曲げず、ひたすらに実行する。日々の努力を続けよう。明日は日本マクドナルド創業者の藤田田さんの「ユダヤの商法」をお届け。


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