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世界一やさしい株の教科書1年生

著者:J. Jung(ジョン・シュウギョウさん)

TBL投資アカデミー代表。韓国生まれ。経営学修士(MBA)課程後、PwC、KPMGなど会計法人のコンサルティング部門で経営コンサルタントとして活躍。東京を中心に投資学校を運営、マレーシア、ベトナムなどにもアカデミーを開設しており、エグゼクティブコーチング、投資教育、業務改革コンサルティングを行う。

名前の通り、株の初心者にも分かりやすく書かれた投資の入門書。「ロウソク足」「逆指値注文」「ファンダメンタル分析」これらの用語を聞いてもピンと来ない方は読んでみてもいいかもしれない。前半で株に関する基本的な知識、中盤でチャートの読み方や売り買いについて、後半は初心者には難易度の高いテクニカルな手段や理論が並ぶ。理論やタイミングなども細かく書いてある為、実際に実践しながら教科書として使うのに最適。

ここからは私の感想。

ビジネス書ランキングの上位に来ており、新品は売り切れ、中古品もなかなか手に入らない状態であったので、気になって手にしてみた。本としては題名の通り、初心者にも分かるように書いているが、後半はかなりテクニックな話も出てくる為、中級者であっても読み応えはあるのかもしれない。私自身は株の口座を持っているものの、実際に運用したことがなく、基本的な知識しか持たない為、本書の内容は参考になった。題名から株の基本的なことだけの本かと思っていたが、意外と事細かにテクニックも書いていた。しかしながら、テクニックというものは使って初めて意味をなすので、実践と照らし合わせながらやっていくほかにないと思う。著者も書いていた通り、これから上がる株を聞いたり、バフェットが買う株を聞いただけでは、いつ売ればいいかも分からず、結局意味がない。株をするにしても自分の勝ちパターンや負けパターンを緻密に分析し、知識を積み上げていくしかない。株に必勝法はなく、時代や景気を読む先見性が必要だと感じた。その為に必要な知識や感覚は、一朝一夕では身に付かない。日々の努力を続けよう。

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