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福岡市を経営する。

著者:高島 宗一郎さん

現・福岡市長で、元アナウンサー。大分県出身。獨協大学法学部卒業後、福岡のKBC九州朝日放送に入社。アナウンサー時代は、福岡では知らない人はいない、朝の情報番組「アサデス。」のメインアナウンサーを務めた。

本書は、著者がアナウンサーを辞めてから市長になるまでの道のり、市長になってからの取り組みや実績などが書かれている。著者は史上最年少で福岡市長に当選しているが、実績の無い若者が周りを動かすのは一筋縄ではいかない。多くの苦労や実績に裏付けられた、結果を残すことや準備の大切さなど多くのことが学べる一冊。成功の反対は、失敗ではなく挑戦しないこと。まずは、本書に挑戦してみては。

ここからは私の感想。

私が福岡出身と言うこともあり一読。今でこそ実績を作って福岡の顔になっているが、正直な所、アナウンサーを辞めて市長に立候補したときは、知名度にあやかって政治家を目指した人だと思っていた。しかしながら、本書にも出てくる通り、しっかりとした志を持ち、福岡だけでなく国のことを本気で考える人の発言や行動が見て取れる。既得権益に対抗すること、新たな変化を恐れないこと、挑戦し続けることなど参考になることも多かった。周りからどうこう言われようとも結局、結果や行動で示すのが一番早い方法である。コロナ禍で各都道府県や国のリーダーの出来、不出来が表面化したと思う。本書にも出てくる通り、平時で出来ないことは有事でも出来ない。何をやっても批判されるこのご時世。物事は全てトレードオフの関係であるのだから、全体最適を考えて決断を下す。決断しないのが一番の悪だと言うのは、その通りであると思う。そして、若い世代が希望を持ち、本気になって動かなければ明日の未来は明るくない。日々の努力を続けよう。

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