見出し画像

ニッポン競馬50の風味

著者:増田 知之さん

京都市生まれ。日本中央競馬会に入会し、ロンドン事務所長、福島競馬副所長、番組企画室長などを歴任。お客様事業部長にも就任。故野平祐二調教師が義理の父。

題名の通り、競馬の本である。第一章で世界の競馬場の形や左右の回り方、勝負服についてなどの蘊蓄が記述されている。第二章では、世界の競馬事情や競馬場での服装や文化など外側から競馬を説明。ジョッキーが使う鞭の長さの制限や英国における馬に鞭を打っていい回数など、かなりマニアックな内容。競馬愛が凄い人、競馬を見たときに蘊蓄を垂れたい人におススメ。

ここからは私の感想。

本日は趣向を変えて、私の嗜好である競馬についての本。春競馬も終わり、夏競馬となるが、その前に競馬の基礎知識をおさらいしようと思い一読。第一章が始まり、世界の競馬場の形状の説明が始まった後、それぞれの形状の図が見開き5ページに渡って展開されるのは、めちゃくちゃシュールであった。世界の国によって馬券の買い方が違うというのは興味深かったし、馬券の買い方一つをとっても人間性や性格は出ると感じる。競馬の面白い所は騎手や調教師、馬や馬名など選び方が複数あり、思い入れの入れ方も違う所であろう。引退馬が引退レースで勝ったり、亡き人に贈る勝利であったりとドラマも少なくない。人と馬の歴史を振り返っても切っても切れない関係であるし、ラオウでさえ移動するときは黒王号に乗っていた。世界を見渡して、小さいものも含めると100カ国以上で競馬が行われているのにも頷ける。競馬は素晴らしい。日々の予想を続けよう。

最後までご覧頂き、有難うございます。 頂いたサポートのバトンは、他の方をサポートする為の バトンとして回させて頂きます。