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仕事は楽しいかね?

著者:Dale Dauten(デイル・ドーテンさん)

米国を代表するコラムニストであり、起業家、実務家。アリゾナ州立大学大学院を卒業後、スタンフォード大学大学院で学んだ経歴を持つ。マーケティング・リサーチ専門会社のResearch Resourcesを起業し、マクドナルドやP&G、コダックなどの大手優良企業を顧客にした経験もある。

本書は、大雪で閉鎖された空港内で、仕事に不満を持つサラリーマンがたまたま出会った老人と会話をすることにより、人生観が変わっていくというストーリーである。各章の題名が「仕事は楽しいかね?」のような名言や教訓となる文章になっている。ストーリーの中には、コカ・コーラやリーバイスの成功のエピソードも交じっており、そのあとに展開される老人の主張を助ける役割を果たしている。老人がサラリーマンへ問いかける質問は、読者も一緒に考えさせられる内容が詰まっており、自身を見つめ直す機会を与えてくれる。仕事に不満を持つも何も動けていない人、成功したいと思っている人、老人の助言に耳を傾けてみては。

ここからは私の感想。

自分自身を見つめ直して、やっていないことや出来ていないことを考えさせられる一冊だった。成功したエピソードを聞かされ、同じ境遇になったとき、自分はどういう行動を取るか。コカ・コーラやリーバイスを成功させた人と同じ行動が取れただろうか。答えは否であると思う。この話に関わらず、日常には大きなチャンスが幾度となく訪れ、それを掴めていないのは、自分自身である。とにかく「試す」。試すこと自体が欠落すると、事業は失敗する。試さないとゆでガエル状態になるのだと再認識させられた。常に新しいことにチャレンジして、明日の自分は今日と違う自分になる。変化に適応することが一番大切である。まだまだ出来ていないことが多いし、チャンスを掴む確率を上げるのも自分自身。準備をして、アンテナを張る。成功の種は至る所に落ちているのだから、拾うための準備を怠らないようにしたい。目の前にチャンスが来ているのに気付くのも自分自身。日々の努力を続けよう。


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