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知識を操る超読書術

著者:DaiGoさん

メンタリスト。慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授としても活躍。

本書は、一言で言うと本の読み方の教科書。本の内容をただ頭へ入れるだけではなく、理解して考え、アウトプットする。内容を自分のものにする為の読み方について様々な方法を提案しているので、自分に合ったものを探してみては?第一章では、筆者が考える読書にまつわる3つのフェイクである「速読」、「多読」、「選書」について研究データを用いて批評。第二章では、読書をより良いものにするための3つの準備について説明。第三章では、理解力と記憶力を高める読み方を5つ紹介する。最後の章で、知識を自身のものにするアウトプットについて述べる。1日20冊の本を読む筆者の「本の読み方」。参考に出来る部分も多い。普段、本を読もうとしても続かない人、本はよく読むがあまり効率良く自分のものになっていないと感じる人、一度手に取ってみてはいかがだろうか。

ここからは私の感想。

本の読み方にも性格が出ると最近感じる。本を書くことも同様だと思うし、結局は人が考えることを口で言うか文で書くかの違いで、本を読むにしても対話である。人の話を聞かない人は聞かないし、本の内容を掴めない人は掴めない。そして、本書にも出てくる通り、本の読み方で重要なのは、「目的」を明確化することだと思う。本を読むことはあくまで「手段」ということを忘れずに、その一歩踏み込んだ所を意識するだけでも、本を読むことに対するハードルは下がる上、理解度も増すと思う。目的が曖昧だと本を読むことが「目的」になってしまい、学びも意欲も無くなってしまう。また、アウトプットを意識した読み方も重要である。私の場合、意識付けの為に記事を書くようにしているが、大事な文章や読みながら感じたことは、メモに書き出すようにしている。読書は対話であるので、質問が浮かんだり、筆者の意見に共感や批判が出たりと、心理の変化があったときは重要だと考える。結局、本を読んで、考えや内容が自身のモノにならない限り、読書の意義は生まれないと思う。今後も引き続き、自分に合う方法を見つけて読書から多くを学びたいと思う。日々の努力を続けよう。

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