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エッセンシャル思考 -最小の時間で成果を最大にする-

著者:Greg McKeown(グレッグ・マキューンさん)

シリコンバレーのコンサルティング会社THIS Inc.のCEO。エッセンシャル思考に基づく生き方とリーダーシップを広めるべく世界中で講演、執筆を行う。Apple、Google、Facebookなどの有名企業にもアドバイスを行う。ハーバード・ビジネス・レビュー及びリンクトイン・インフルエンサーのブロガーでもある。

本書は、「エッセンシャル思考」と呼ばれる思考法について書かれたものである。より多くの仕事をこなすためではなく、やり方を変えるための思考法。内容としては4つのパートに分かれており、最初のパートでエッセンシャル思考の考え方について紹介。エッセンシャル思考の根本となる「選択」「ノイズ」「トレードオフ」のキーワードを軸に展開。PART2は見極める技術、PART3は捨てる技術、PART4はしくみ化の技術と続く。目次を見ただけでエッセンシャル思考に必要なものがぼんやりと見えてくる。ついつい言われた仕事を引き受けてしまう人、仕事のし過ぎで疲れている人。本書を手に取って、一度思考を整理してみては?

ここからは私の感想。

「エッセンシャル思考」。考え方としては、必要な思考法だと感じた。物事は出来る限界があるから、捨てる選択肢に重きを置いてみる。何事もトレードオフであるのは違いないし、有限の中で最適を選ぶ。常にエッセンシャル思考で物事を考えておかないと、いざとなる時に選択できない。習慣の重要性も再認識した。他にも、本の中でパレートの法則や監獄実験の話が出てくるも、どの本にも使われる為、目新しいものではないと感じたが、授かり実験の話は興味深かった。確かに、既に所有しているモノを手放す時は惜しい気がして、相場以上に価値があるものに感じてしまうのは、自身にも当てはまる。断捨離の精神でいれば本当に必要なものは見えてくる。ウォーレン・バフェットが生涯で買える株が20銘柄だけだったらどうするかという問いを与えるように、物事を吟味し本当に必要なものを見極める力が必要だと思う。人生の棚卸、今行っている習慣の見直し、人生は長くない。日々の努力を続けよう。

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