ShirahamaMasaya

Visual & sound Artist ,Gank drum player…

ShirahamaMasaya

Visual & sound Artist ,Gank drum player 岩手県釜石市出身 2014年長年住んでいた東京から十勝に移住 2024年4月から長年の憧れであった礼文島に1年間移住。 礼文島の魅力と人生の後半に向けて日々の心境を綴ります。

記事一覧

なぜOlympus Pen EE?これは禅カメラか?

数あるハーフカメラの中でどれを選ぶか。 これもなかなか楽しい難問です。 ハーフカメラは小さくて可愛いものが多く、しかも遊び心が満載で、名機、迷機、珍機も多いので…

ShirahamaMasaya
19分前

礼文島の玄関口

島に到着するときの高揚感は、毎回あります。 それはもう慣れてなんとも感じないというほどの回数に至っていません。 この感覚は礼文島だけではないです。 島の様子は写真…

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自分の息づかいだけの解放される場所へ、再び。

30数年前に礼文愛が生まれた場所へ行きました。 その時は確かサラリーマンだったはず。 鬱屈する日々からの脱出で、ここはまるで天国のように感じました。 今はそういう鬱…

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ハーフカメラは幸せを撮るカメラ

礼文島に来て、日々撮りたいと思う写真を撮るカメラとしてハーフカメラを思い立ったのは全く直感的な閃きでしかなかったけれど、後付けでなぜハーフカメラなのか考えてみま…

ShirahamaMasaya
11日前
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理想を描くという妄想にも限界があるか?

還暦をすぎて第二の人生が始まり、運勢的にも時代的にも大きな節目を迎えているという今、自分が心から願う理想を描くことが大事という。 高い理想は妄想とも似ているが、…

ShirahamaMasaya
12日前
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天国に一番近い島

花の浮島と呼ばれる礼文島のハイシーズンは6月。 6月頭を目指して妻が花見の旅で合流。 1番はレブンアツモリソウを見ること、 そして前回は7月初旬のシーズン終わり頃に来…

ShirahamaMasaya
3週間前
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できることかやりたいことかそれが問題だ(笑)

今朝は利尻富士にきれいに傘がかかってました。 でも数時間で消えました。 一瞬の遭遇。 毎日表情が違います。 自分が1番自然にできる作風で、できてくるものがまあ割と…

ShirahamaMasaya
4週間前
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そこにいることが仕事「存在給」

今日はここでランチ。セルフ弁当。 と言っても、寮で提供しているおかずの残りものを頂いて詰めただけ。 私の仕事はとある寮の維持管理。 設備と入居者の生活の両面で、 …

ShirahamaMasaya
4週間前
10

二つの絶滅危惧種に会ってきた。

真正、絶滅危惧種 見られました! こちらは礼文固有種のレブンアツモリソウ。 今は保護区でしか見られず、本当の絶滅危惧種です。 減った理由の一つは盗掘だそうです。…

ShirahamaMasaya
1か月前
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自転車で、行きはよいよい、帰りは地獄

この週末は連勤あとの連休。 寝坊に耽ってから、天気がいいので自転車で出かけました。 強風の天気予報でしたが、外に出てみると大したことなくて楽勝!と。 お供は愛車bi…

ShirahamaMasaya
1か月前
8

それでも撮ってしまう写真をどうしたらいいのか。

写真を撮る欲望について考えてしまう。 (この辺が作家脳の病癖だ) いい風景や情景に出会うと撮影したくなる。あるいは絵を描きたくなる。 (写真の方がこの欲望に沿って書…

ShirahamaMasaya
1か月前
8

巨大水芭蕉の島!

あいにくの雨。 連休中はやっと出かけられる状況になりましたが、疲れからか部屋で休む日が多く。 先日、裏山を少しトレッキングしました。新緑はこれから。 水芭蕉の群…

ShirahamaMasaya
1か月前
3

長年の経験と学習と探究で得たものはなんだ?

2昼夜続いた暴風雨はやっと収まりまった。 さいはての厳しい気候を垣間見ましたが、地元の方は、こんなのは別に普通、普通〜という感じ。 連休挟んで体調を崩すような時…

ShirahamaMasaya
1か月前
6

嫌いではない台風前夜の高揚

寒かった。 最高気温4℃! ストーブを少し強めました。 しかも前夜から強い風と雨で冬の嵐。 やませの影響で雪がちらつきました。 やませって覚えてます? 中学の教科書…

ShirahamaMasaya
1か月前
11

新相棒のハーフカメラ Olympus PEN EEが来た

着任して1ヶ月。 仕事も用事も一段落して、ほっとしていた日に閃いたのは、古いハーフカメラを使ってみること。 閃きなので、そんなにロジカルではない。 自分の作品にす…

ShirahamaMasaya
1か月前
23

解放されると色々思いつく?

休日の午後、人がいなくて、のんびりできる場所を見つけた。 この風景を見ながら弁当タイム。 礼文島の最北端に近づいてます。 ここは観光地的ではないが、自分好みの至福…

ShirahamaMasaya
1か月前
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なぜOlympus Pen EE?これは禅カメラか?

なぜOlympus Pen EE?これは禅カメラか?

数あるハーフカメラの中でどれを選ぶか。
これもなかなか楽しい難問です。

ハーフカメラは小さくて可愛いものが多く、しかも遊び心が満載で、名機、迷機、珍機も多いのです。
キャノンダイアル、ヤシカラピード、リコーオートハーフ、フジカミニ、キョーセラサムライ...
それを紹介するだけで一冊の本になりそうなので、ここではやめておきますが、ハーフの世界も奥深いのです。

ハーフの元祖といえば、オリンパスPE

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礼文島の玄関口

礼文島の玄関口

島に到着するときの高揚感は、毎回あります。
それはもう慣れてなんとも感じないというほどの回数に至っていません。

この感覚は礼文島だけではないです。
島の様子は写真などで事前に知っていても、そのスケール感とか、海に囲まれている感覚とか、その辺はわからないもの。

車や列車、飛行機以上に船で渡る到達感覚というのは、独特のものがあります。
日本人は海洋民族ですし、体のどこかにその感覚が眠っているのかも

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自分の息づかいだけの解放される場所へ、再び。

自分の息づかいだけの解放される場所へ、再び。

30数年前に礼文愛が生まれた場所へ行きました。
その時は確かサラリーマンだったはず。
鬱屈する日々からの脱出で、ここはまるで天国のように感じました。
今はそういう鬱屈はないから、同じような気持ちにはならないかもしれない、
そんな想像もしながら来てみました。
記憶とは全く同じではないけど、そうそうこんな感じ、やっぱりこの風景好きだなぁと思いました。

緩やかな丘が続き、そこは見渡す限りの草原。
所々

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ハーフカメラは幸せを撮るカメラ

ハーフカメラは幸せを撮るカメラ

礼文島に来て、日々撮りたいと思う写真を撮るカメラとしてハーフカメラを思い立ったのは全く直感的な閃きでしかなかったけれど、後付けでなぜハーフカメラなのか考えてみました。

1960年前後にフィルムハーフカメラが登場して来た背景には、高度成長とともに一般庶民にまで豊かさを享受できる時代になったと言うことがあります。
家電品や車とともにカメラもまた一般家庭に普及し始めました。

私が子供の頃に、父がカメ

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理想を描くという妄想にも限界があるか?

理想を描くという妄想にも限界があるか?

還暦をすぎて第二の人生が始まり、運勢的にも時代的にも大きな節目を迎えているという今、自分が心から願う理想を描くことが大事という。

高い理想は妄想とも似ているが、こうした妄想は、子どもの頃は日常感覚であった。サンタクロースが良い子の家にプレゼントを届けてくれるように、むしろ妄想の世界に生きているとも言える。
あるいはサッカー選手になりたいとか、ユーチューバーになりたいとかもう少し現実的な夢でも、現

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天国に一番近い島

天国に一番近い島

花の浮島と呼ばれる礼文島のハイシーズンは6月。

6月頭を目指して妻が花見の旅で合流。
1番はレブンアツモリソウを見ること、
そして前回は7月初旬のシーズン終わり頃に来たので、
初旬の花畑を探索すること。

レブンアツモリソウは私が見た時より開花が進んで、
袋状の花が見事に咲いてました。

可愛らしさでは咲きはじめの方が勝かな。
少女の顔のような形です。

高山植物が咲き乱れる島といっても富良野の

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できることかやりたいことかそれが問題だ(笑)

できることかやりたいことかそれが問題だ(笑)

今朝は利尻富士にきれいに傘がかかってました。

でも数時間で消えました。
一瞬の遭遇。
毎日表情が違います。

自分が1番自然にできる作風で、できてくるものがまあ割と自分の好きな世界で、
それを見て少数でも喜ぶ人がいるんならそれで十分じゃないかと自分を諭すように思う。

そう思う一方で、未知のものに向かい、まだ見ぬものを私自身が1番最初に見てみたいという衝動や欲望も強くあって、そんな衝動がムクムク

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そこにいることが仕事「存在給」

そこにいることが仕事「存在給」

今日はここでランチ。セルフ弁当。
と言っても、寮で提供しているおかずの残りものを頂いて詰めただけ。

私の仕事はとある寮の維持管理。
設備と入居者の生活の両面で、
仕事は一つ一つは雑用的な簡単なこと。

掃除や調理は別の担当がいます。
重要なミッションは居住者を見守っていること。
記録したり、伝達したり。
日常的な注意を促すことはありますが、
特別、支援をするということは課せられてません。

ネッ

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二つの絶滅危惧種に会ってきた。

二つの絶滅危惧種に会ってきた。

真正、絶滅危惧種

見られました!

こちらは礼文固有種のレブンアツモリソウ。

今は保護区でしか見られず、本当の絶滅危惧種です。

減った理由の一つは盗掘だそうです。😭

小さい目立たない花ですが可愛らしい。

花がなんとなく奈良美智さんの描く女の子のように見えます。

なんか、ほっこりする花です。

帰り道で、もう一つの絶滅危惧種に遭いました。

「普通のラーメン」

婚活界では「普通の男が

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自転車で、行きはよいよい、帰りは地獄

自転車で、行きはよいよい、帰りは地獄

この週末は連勤あとの連休。

寝坊に耽ってから、天気がいいので自転車で出かけました。
強風の天気予報でしたが、外に出てみると大したことなくて楽勝!と。
お供は愛車bike friday。北海道きてからすっかりご無沙汰でした。

追い風気味で漕ぐのも楽ちんでこりゃいいやとルンルン♪

海に面した眺めのいい広場で、お弁当。極楽です。

そこからのんびりと島の北の方まで行って、島では貴重な喫茶店が開いて

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それでも撮ってしまう写真をどうしたらいいのか。

それでも撮ってしまう写真をどうしたらいいのか。

写真を撮る欲望について考えてしまう。
(この辺が作家脳の病癖だ)

いい風景や情景に出会うと撮影したくなる。あるいは絵を描きたくなる。
(写真の方がこの欲望に沿って書きやすいので写真について書く)
そのまま撮っても凡庸な写真でしかない。

なので、凡庸から脱していい写真にしようとする。撮影技術を上げる、機材をよくするという方法をとる。
しかしそれでも凡庸を脱するのは難しい。せいぜい作例写真に近づく

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巨大水芭蕉の島!

巨大水芭蕉の島!

あいにくの雨。

連休中はやっと出かけられる状況になりましたが、疲れからか部屋で休む日が多く。

先日、裏山を少しトレッキングしました。新緑はこれから。

水芭蕉の群生に遭遇しましたが、これが驚きの大きさ。葉を含めた高さは50cm以上!

水芭蕉て20cmくらいのイメージじゃない?
これは、
可憐な花のイメージではなく、SF的です。

高山植物が咲く環境なので森林も高山の趣です。

平地から20分

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長年の経験と学習と探究で得たものはなんだ?

長年の経験と学習と探究で得たものはなんだ?

2昼夜続いた暴風雨はやっと収まりまった。

さいはての厳しい気候を垣間見ましたが、地元の方は、こんなのは別に普通、普通〜という感じ。

連休挟んで体調を崩すような時期らしく、私もなんとなくパッとしない感じ。
太陽フレアのせいとか、星めぐりとか運勢的にそういう時期?という話もあるけれど、
単純に歳のせいかもしれないし、新しい環境の疲労かもしれない。

とりあえず今は、急いでやるべきことがなくて助かっ

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嫌いではない台風前夜の高揚

嫌いではない台風前夜の高揚

寒かった。

最高気温4℃!
ストーブを少し強めました。
しかも前夜から強い風と雨で冬の嵐。

やませの影響で雪がちらつきました。
やませって覚えてます?
中学の教科書に出てきてましたよね。

外に出る用事はないので、特に困りはしませんが、
連休とこの天気によるフェリー全便欠航で食材が不足、調理人さんはちょっと困っているようでした。
今日帰寮予定の学生も稚内で足止め。
島ならではの悩みです。

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新相棒のハーフカメラ Olympus PEN EEが来た

新相棒のハーフカメラ Olympus PEN EEが来た

着任して1ヶ月。
仕事も用事も一段落して、ほっとしていた日に閃いたのは、古いハーフカメラを使ってみること。
閃きなので、そんなにロジカルではない。

自分の作品にする撮影スタイルは、はっきり決めてある。
「浄土」というシリーズは35mmのモノクロフィルムで撮ってスキャンしてデジタル化している。使うカメラは完全マニュアルで機械式シャッターのRicoh XR-8super。
被写体は雪景色や霧の情景な

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解放されると色々思いつく?

解放されると色々思いつく?

休日の午後、人がいなくて、のんびりできる場所を見つけた。

この風景を見ながら弁当タイム。
礼文島の最北端に近づいてます。
ここは観光地的ではないが、自分好みの至福の情景。

のどかに弁当を食べていたら、また馬鹿なことを思いついてしまった。
作品のことをいつもあれやこれや考えてしまう作家脳。

絵画のこと、木彫のこと、音楽のこと、写真のこと。
今日は、日々撮りたまって行く写真のことを考えている。

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