一カ月映画鑑賞生活3/20-3/26
3/20 シン・エヴァンゲリオン劇場版 序
実は未履修だったエヴァ。改めて見てみるとこれの元ネタエヴァだったんだ…が20回くらいある。
子供の頃何周も見た「彼氏彼女の事情(アニメ・1998)」の大ファンだった私ですが、庵野秀明の作品だったと知るのは25歳を過ぎた頃だった。改めてエヴァを見ると類似シーンが多数ある、これが庵野節なのかい?この人は実写映画よりもアニメ作品のが得意なのかなと感じるのは私だけだろうか。
序では父親の意図も使徒についての言及も少なく何がなんやらだけど考察し甲斐があってなんか面白いぞ。
思春期と反抗期詰め合わせセットのイヤイヤ期碇シンジくんの今後に期待。
3/21 シン・エヴァンゲリオン劇場版 破
新ヒロインが4人くらい登場(うち二人は男性)
当時人物が多すぎる作品は得意ではない為ちょうど良いキャラ数だ!まぁ後に減るのだが
トラウマになる人が多いのもわかる幸福から絶望への二段構え、見ておらずともなくとなくエヴァは人がたくさん死ぬよ!と知っていたため好きなキャラが死んでもノーダメージ。とはいかず人類が考えうる最悪の結末だった。
意味ありげなシーンやセリフが増えて考察のし甲斐がある、破で本作の面白いと言われる所以を知った気がした。アニメ版も見たくなってきたな。
3/21 シン・エヴァンゲリオン劇場版Q
開始早々アニメーションの進化を感じる、それもそのはず破→Qの公開まで三年ほど空いているのだ。リアタイ勢はどんな気持ちで待っていたのだろう、少し羨ましい。
サードインパクトって何?から始まり今までのネタバラシを怒涛のように詰め込まれてちょっと冷める。
死んだはずの友と再会して、生きてたのか!で済ませる主人公、まぁシンジは死を目撃したわけではないけど現実逃避なのかな。やれと言われたらやりたくない!と言い、やるなと言われるとやる!と言う。クソガキシンジ、14年経ってもイヤイヤ期が続いている、話が進めば進むほどシンジが嫌いになってる自分がいる。
毎週放送のアニメのような歯切れの悪い終わり方で今作は幕が下りる。え……終わり!?
毎度のことながらEDの宇多田ヒカルがとっても良い
3/23シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
なんとQから8年後(!?)に上映された今作。ニアサードインパクト後の復興と贖罪、またもやウジウジしているバカシンジに序盤イライラするが綾波そっくりさんの可愛さで中和される。
終盤はゲンドウの語りがあったり、それぞれのキャラクターの過去をなぞったりと満足度が高くてあっという間の3時間弱だった、終わり方も申し分ない。
個人的にはミサトさんが一番好きだったので救われないような感じは少し悲しかったかな
もし今後の人生記憶喪失になる機会があればアニメ版を見てから映画を見ようと思う。
3/24 AKIRA(1988)
名作と名高い手付かず作品を漁る。正直、仕事の疲れがあり全く集中できなかった
自分が1980年生まれとかだったら好きな映画という欄に"AKIRA"と書いていたかも、そういうわかる奴だけわかればいいという雰囲気がある。作り手側にも理解してもらおうという意思を感じないし
アニメーションの凄さに気を取られていたらいつのまにか終わってしまった。
3/25 ミッドサマー
話題作だったしホラーだけどそこまでホラーでもないと聞いていたので興味本位で鑑賞。
女性目線で最初からなかなか苦しいシーンが多い、妙にリアルな恋人とのギスギス感。悲しみに寄り添ってくれない人の前では涙を流すことは難しい。
映画の大半を占める気味の悪い儀式のシーンをノンストップで見させられるが後半面白くなって笑けてきてしまった。
美術や演出などとても作り込まれていて美しい、相対的にこの文化の気持ち悪さが気持ちいい…のか?
3/26 リリーのすべて
実話を元にしたトランスジェンダーのお話。
自分を騙すことは他人を騙すより難しい、愛妻家のアイナーは絵の才能もあり優しくてとってもナイスガイ、だけどリリーは尻軽だし絵も描けないし自己中。でもこれが本当の自分なんだって言い続けることができたのはやっぱり妻のお陰だったのかなぁ。
愛について考えてしまう、パートナーは親みたいな存在でもあり友人でもあり他人だけど最も長い時間を共にする。性愛だけじゃずっと一緒にいれないよね。
心に残る映画だった。
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