いよいよ手帳展が大事(だいじ/おおごと)になってきた

皆様元気ですか。
出会いと別れの季節ですね。

僕の方は、手帳類収集家として丸3年。
手帳展を丸2年開催してきました。

手帳展のリニューアルと新たな問い

そして、このたび、手帳展もピカレスクの改装に伴って改装します。
何が変わるかっていうと空間と値段が変わります。

手帳展のための机と椅子が設置され、無料で読めた展示が有料(1時間500円)になります。リニューアル、新装オープンといってよいほどの変化です。目録から読みたい手帳をオーダーして受け取って読む図書館みたいな形になるかと思います。

さて、特に値段設定は心配ですが、挑戦でもあります。
「手帳類が面白いものである」ここまでは分かってきた。

だけど、また来たいか?

もちろん面白い手帳類は増え続けている。

でも一方で、世の中には他にも日々面白いものが生まれ続けている。

ここにきて、いち収集家の試みとして、私物の手帳や日記を買い集めそのポテンシャルや片鱗だけで受け入れてもらえる時期……黎明期は終わった認識しました。今後は手帳類を魅力的に分類し、見せ方を吟味し、より深く楽しんでもらえるようにしていきます。

ようやく「使用済み手帳収集プロジェクト」から「手帳類」にした意味が出てきそうです。

展示料のこと

で、お値段。
避けては通れない料金の話題です!

1時間500円という価格設定はおそらく強気です。厳しいとも言い換えられます。けれども、これは手帳類にはそれぐらいの価値が本来的に備わっている。この点には絶対的な自信があります。

世の中の500円価格帯を見渡してみると……

・カフェで1杯のコーヒー
・漫画喫茶の1時間
・コンパクトな小説1冊
・週刊誌1〜2冊
・ペイパービューの1〜2番組
・100円ショップの品5つ
・牛丼並+オプション
・スマホアプリの課金1回分

などが思い浮かんでいきます。


少し個人的な試みについてはどうでしょうか……

・ワークショップ1回分
・「ZINE(ジン)」は「リトルプレス」1冊
・あるいは気合の入った売り切りの個人制作ゲームアプリ
・配信系のシングルCD1〜2曲
といったあたりでしょうか。


向き合うしか無い


これからの手帳類は、
こういった価値たちとしっかり比べてもらって、
その上で来てもらって、
体験してもらって、
納得してもらって、
誰かを連れてまた来たいと思ってもらって、

そのあたりを目指しています。そのために、これまでの活動を解釈し直し、見い出し直し、鍛え上げていきたいと思います。

今後、改装が進み全貌を作っていくにつれて、新しい手帳展をご案内いたします。現在は情報設計者の大林さんにご協力いただきながら目録作成などをこつこつと進めております。

なお4/30にはオープニングイベントも予定しております。

よりシビアな挑戦になっていきますので、これからもさらなる支援や叱咤激励をよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?