見出し画像

勝ち筋見えた0.1秒差!ハートホイップ第14戦を振り返る(6/18 1勝クラス6着@函館芝1200)

『チームしらべると』2頭出しの6/18。続いてはハートホイップが得意の函館芝1200戦に挑みました。JRA公式ライブ配信での感想です。

福島芝1200で芝短距離の適性を再確認した前走。2歳時に好走実績があり、ジョーカプチーノ産駒牝馬が抜群に相性がいい、函館芝1200の舞台に帰ってきました。

パドックは配信がありませんでしたが馬体重はプラス6kg。岩手で初勝利を挙げた時と同体重で「これぐらいが今のベストだろうな」と思っていました。オッズは11番人気の39.3倍。前走と比べると大きく人気が上がっており、この条件ならワンチャンあるかも、とわかっている方が少なからずいたのが嬉しかったです。

続いて返し馬。ライブ中継では配信がありませんが、現地に駆けつけてくれている後述のお馴染みPSPS-KIZUNAさんによるとかなり荒ぶっていて、鞍上・丹内騎手の手を焼かせていたとのこと。現地で見続けてくださっているPSPS-KIZUNAさんがそこまでおっしゃるのだから相当だったんだろうと想像できます。ただ、それを聞いて「休み明け、それぐらい気合いが表に出ているくらいがいいかも。デビュー当時の飄々とレース前を過ごしていた時から馬が大きく変わってきたんだなぁ」とプラス材料に受けとめていました。

そしてレースへ。荒ぶりを感じさせないほど、落ち着いて12番枠に納まり、スタート・・・と思いきや、ゲート内で一番人気のアシュタカ・小林美駒騎手が振り落とされるアクシデント。外枠発走となり時間がかかりますが、ハートホイップはおとなしく待つことができていました。

いよいよスタート。今回もゲートは決まり、スムーズに前へと出ていきます。が、内から数頭がどんどん仕掛けてハナを主張する中、丹内騎手は争いに参加せず、3列目5番手からの競馬となります。前半3Fは33.5秒のハイペース。ハートホイップは内に潜り込み、徐々にポジションを上げていきます。

4コーナー、内ラチ沿いを綺麗に回りながら脚を貯め、勝負の直線へ。前2頭を直後で追うハートホイップ、手応えは明らかにこちらが上。「いける!」と私しらべるとの応援にも力が入ります。前2頭の間を割るか、外へ出すか、選択肢は二つでしたが、丹内騎手は2頭の間を選択。しかし、両馬が内へ外へと切り込み、完全にスペースが消えてしまい、前が壁に。少し減速する苦しい状況ながら、外から再び脚を伸ばし先頭を目指しますが、前にはわずか届かず、外から4頭が強襲。ゴール前6頭が横にずらりと並ぶ大混戦となり、ハートホイップは0.1秒差の6着。勝利ならずは残念でしたが、得意の舞台での大激走となりました。

ここからは私しらべるとの個人的感想です。直線を向いて抜群の手応え。進路さえ詰まらなければ、2頭をかわして先頭に立ち、外からの猛追も辛うじて凌いで1着・・・・だったと思います。「得意の函館なら絶対やれる!勝つぞ!」と全力で応援していましたが、素晴らしいレースを見せてくれ、直後は涙が出そうになりました。

この走りは間違いなく、岩手で櫻田厩舎&村上忍騎手が教え込んでくれた競馬そのもの。岩手での経験が成長につながり、中央でも勝ち負けできる馬になったことがとても嬉しいです。

初コンビの丹内騎手、前が壁は残念でしたが、これは完全に勝負のあや。気合い入りまくりのハートホイップをなんとかなだめ、スタートを決め、鮮やかなコーナリングで内をついて、持っている力を存分に引き出してくれたと感謝しております。順調にいけば、函館で続戦、もうワンチャンス狙うことになりそうですが、再び手綱をとってほしいと願っています。

最後に今回も現地で撮影いただいたtwtterネームPSPS-KIZUNAさんの貴重な写真をご自由にどうぞのお言葉に甘えてさせていただきます。毎レース素晴らしい写真を撮っていただいていることはもちろん、現地で愛情たっぷりに見守ってくださっていることに感謝しかありません。今回もありがとうございました!

photo by PSPS-KIZUNAさん