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前にこだわり価値ある2着!オルノア第12戦

骨折からの復帰後3戦目、7/28 1勝クラス東京芝1600に挑んだオルノア。今回もJRAライブ配信の映像を見ての感想です。

まず特筆すべきが馬体重。2ヶ月ぶりで過去最重量の498kg、プラス12kg。一見すると重め残りに映る数字でしたが、2歳時には490kg台で好走していた馬。当時、阪神競馬場で現地応援していた際、はち切れんばかりの見栄えする馬体が印象に残っていたので、今回追い切り時計が出せている中でのこのプラス体重はとても好印象でした。Xでの書き込みでも太め感はなく良さげ、という方が多かったように思います。

そしてレースへ。2枠4番の絶好枠におさまり、スタート。見事に好スタートを決めると躊躇なく前へ出していき、他陣営を制して、ハナを奪うことに成功します。長いバックストレッチをリズムよく進み、前半1000mは59.2。ハイラップを刻み、先頭をキープしたまま直線へと向きます。

他馬のことは気にせず、自分の力を出し切ることに集中して、最内をひた進むオルノア&せいのすけ騎手。残り400、残り300、先頭を守り続けたものの、残り200手前で外から急襲する5番エマロアの脚色が鋭く、一瞬でかわされ、勝者が決まります。残すは2着争い、外から迫る14番、穴太郎・野中騎手の馬との競り合いとなりますが、力強い追いっぷりで最後までしのぎきって2着を死守。未勝利勝ちの2022年12月以来となる馬券圏内となりました。

ここからは私しらべるとの感想です。まず一言、「せいのすけ騎手、ナイス!」です。テン乗りながら好スタートを決め、教科書どおり、指示どおりの逃げを打っての2着。刻んだラップも絶妙でした。レース後、「メンバーや展開次第で、すぐチャンスがくるはずです」と嬉しいコメントを残してくれたせいのすけ騎手。ぜひぜひ次も手綱をとってもらいたい、そして共に勝利を掴みたいと願っています。

続いて、「ついに適性がはっきりしたか!」です。高速馬場らしく早い流れから上がり34秒台での戦いとなった今回。これまでのオルノアなら時計負けもありえたレースでした。が、スムーズに自分の展開へ持ち込むとそうそうバテない。後ろから迫られても簡単には引き下がらない。これまでのベストレースだったと思います。芝なのか、ダートなのか、短距離なのか、少し長めなのか、意見分かれるところでしたが、「できればハナ、最低でも2〜3番手はとりたい。そのためには序盤が緩みやすい少し長めの距離がぴったり!芝・ダートはどちらでもやれそう」という印象を受けました。

オルノアのポテンシャルからすれば1勝クラスは突破してしかるべき壁。2着は満足のいく結果ではないものの、今後の道筋がはっきり示された収穫十分のレース。この勢いで次こそ1勝クラス突破を果たしたいですね。

この調子で元気に次へ!がんばれ、オルノア!