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オルノア第9戦を振り返る(7/22 1勝クラス6着札幌ダ1700)

前走は2番手から積極的なレースを進めたものの、最後は突き抜けるまではできず4着。札幌に舞台を移し、待望の2勝目を狙います。今回もJRAライブ配信を見ての感想です。

前走を受けて、新谷先生は斤量減を狙って古川奈穂騎手を確保。そして、最後のもう一伸びを引き出すべく控える競馬を明言。体調は上昇気配で、パドックの気配も上々だったとTweetされている方もおり、馬体重4kg増からも好調が窺えました。

そしてスタート。まずまずの発馬からスッと流れに乗って前へ。そして、新谷先生の指示通り、中団に控え、先行集団を前に置きながら3列目7番手で1コーナーを回ります。

まずまずの手応えでレースを進めるものの、早めに手綱を動かす奈穂騎手。が、ポジションは変わらず、馬群中央7番手のまま直線へ。控えた分、末脚爆発・・といきたいところでしたが、懸命に追う奈穂騎手に対してオルノアは伸びず、バテず。見せ場を作ることはできず、1.8秒差6着でレースを終えました。

ここからは私しらべるとの個人的感想です。今回ポイントとなったのはまず馬場状態。前走は稍重で1.45.2の時計で4着だったのに対して、今回は含水率3%前後の極限パサパサ馬場で1.48.3の6着。走りっぷりから見ても前走の方が走りやすかったのは明らかで、今日の馬場が合っていなかったと考えます。

続いて、レース後の新谷先生のコメントを引用します。

「無理に控えたわけではないものの、スタートして今日は思いのほか行き脚が付かず、位置取りがやや後ろからになってしまいました。叩き3戦目でトモに疲れも残っていたためか、道中の行きっぷりがひと息。ただ、これまであまり揉まれる競馬をした経験がない馬ですし、外から被され続けたのも影響したように思えます。ジョッキーにはもう少し斤量減を生かした騎乗をしてもらいたかったですね。週明けまで馬の状態をよく見てから、この後のことを決めていくつもりです」(新谷功一調教師)

以上、引用終わり。以前から私のブログやTweetをご覧いただいている方はご存じかと思いますが、基本的に「愛馬の勝利を100%信じて応援し、調教師、騎手他みんな共に勝利を目指す仲間」と考えていますので、関係者コメントについて批判的に書くことはほぼありません。が、今回は覆します。新谷先生の指示が敗因の大部分であり、その結果を騎手のせいと言わんばかりのレース後コメントは非常に残念です。

素人意見ながら、私の目には「スタートは決まって前も行けるけど、指示どおり控えなきゃ」「なかなか反応してくれないけど、ここは馬群で我慢して直線勝負に徹しなきゃ」という従順な奈穂騎手の騎乗に映りました。結果はともかく、指示どおりの騎乗をした騎手に対して「もう少し斤量減を生かした騎乗をしてもらいたかった」はないでしょう、と思います。

また、前走後に距離は長いかもというコメントをしながらの同条件。その対応策が斤量減&控える競馬だった訳ですが、どちらか片方にするべきだったのではないかと思います。「今までどおり前に行く競馬で、斤量減でもうひと伸びに期待」か「剛腕で追える騎手に依頼して控える競馬を試す」か。二兎を追って中途半端になってしまった、そして馬場も合わなかった、が今回の敗因だったと考えます。トモの疲れではないでしょう。

素人風情が偉そうなことを・・と言われるかもしれませんが、これもオルノアを愛するが故。お許しください。今回の結果を受け、次走は距離短縮?芝?先行策に戻す?などありますが、ぜひ実現してほしいのが初勝利をもたらしてくれた岩田望来騎手との再コンビ。早め先頭からライバルを振り切る直線の伸び脚、過去唯一この競馬を引き出してくれた望来騎手なら1勝クラスの突破も難なく成し遂げてくれるはずと密かに思っています。

これだけ苦しい競馬でも大崩れなく6着。デビューの昨年9月以来、本当に元気で頑張ってくれています。苦しんだ先にはさらなる飛躍が待っていると信じて、次走こそ勝利を期待しています!