ダートで快勝！やったぞ、オルノア！
私しらべるとの愛馬オルノアですが、本日12/28（日）阪神1Rで5戦目にして初勝利をつかむことができました！今回はテレビ観戦となりましたが、歓喜の瞬間を振り返ってまいります。
まずはパドック。馬体重は492kgで増減なし。前走から中9日での競馬、並の馬なら体重減となるはずですが、「胃袋は宇宙！」でおなじみのオルノア。きっちり飼い葉を食べて、追いきりもこなしてきてくれました。前走、現地でパドックを見た印象は「なんか小さく映る・・・馬体や歩様は抜群なんだけど・・・」でしたが、今回テレビ映像を見る限り「馬体、大きくみえる。歩様も悪くない。前走よりもいいぞ！」という印象を受けました。
続いて本馬場入場。映像が映る場面は少なかったですが、落ち着いた感じでこれまで同様にまったく問題なし。望来騎手との息もあっている様子でした。
そしてレース。早めにゲートに入ったものの、落ち着いたまま、いい子で我慢。そしてスタート。前走同様、いや4戦連続となる素晴らしいスタートを決めると積極的に前へ出していく望来騎手。外からハナを奪いにくる馬が複数いたものの、枠の利も活かして、最内2番手で1コーナーを回ります。
有力馬の1頭・6番ピエナパイロが逃げる展開となりましたが、2コーナーで馬体が合うとピエナパイロ太宰騎手は少し引く形となりオルノアが先頭に立ちます。前半1000m通過64.5秒とゆったりとしたペース。1番人気ロングウッドが捲り気味に追い上げてきますが前を脅かすまでには至らず。そして4コーナー、先頭を軽快に走るオルノアに対して、中団勢3頭が一気に追い上げを図り、4頭が横並びとなり勝負の直線へと向きます。
必死に手綱をしごいて力を振り絞るライバル3頭に対して、手ごたえ優位で一気に抜け出したのが我らがオルノア。一馬身、二馬身と前脚で砂を掻き込むような力強い走りで差を広げ、一気にセーフティーリード。最後は1頭迫ってきたものの余裕でしのぎ切り、半馬身差の快勝。悔しいレースを乗り越えて、今年最後で初勝利をつかむことができました！
今回の勝因をあげると、まずは岩田望来騎手。好スタートから積極的に勝ちにいく競馬をみせてくれました。ハイライトは2コーナーでの立ち回り。最内2番手をキープしながら、前を行く逃げ馬の後ろにならないよう進路を確保。初ダートで砂をかぶらせないことも意識してくれていたはずです。「絶対に譲らん！」という気迫が逃げ馬を怯ませたのか、いいところで先頭へ。あとはレース全体が望来騎手の手の中で進んだような感じで、さすがは2022年103勝で終えた若手ナンバーワンジョッキーの腕でした。
続く勝因は、中9日でのコンディション見極めと管理をやってのけた新谷厩舎。12月で3度目の出走でしたが、十分に力を出せる仕上がりだったと思います。このハードスケジュールをこなせたのは各カテゴリーで抜群の基礎体力をつけてくれたからこそ。岡田スタッド、NF小野町、チャンピオンヒルズ、新谷厩舎、みんなでバトンを繋いでくれての初勝利だったのではないでしょうか。このタフさは今後もオルノアの武器となりそうです。
この勝利で楽しみになるのは次走以降の方向性。「ダート向きだったのか」「これでいろいろ試せる」「芝の長いところで見たい」など出資者さん中心に様々な考えがTwtterで見られました。私しらべるとの個人的な意見は「ダート適正はやっぱりあった！でもダート替わりが勝因ではなく、ジョッキーの乗り方が最重要！芝の長いところはもちろん、マイルでも勝負できる！」と考えています。今日のレースにおいても、もし2コーナーで引いて2列目or3列目の最内のポジションだったなら、前走や前々走と似通った結果だったかもしれません。どちらがどう、というつもりはありませんが、岩田望来騎手がオルノアの力を存分に引き出してくれたのは事実。次走もこのコンビで向かってくれるなら、芝でもダートでもどの距離でも楽しみしかありません。クラシック制覇の道、微塵も諦めていませんよ！
これまで私しらべるとの出資馬といえば、4頭すべてが非岡田スタッド生産馬で父はキンシャサノキセキ、エイシンフラッシュ、カレンブラックヒル、ジョーカプチーノという低価格＆個性派軍団。その中に大抽選会を乗り越えて加わったのが一番人気馬ピッツネイル20ことオルノア。今回の圧巻の走り、そして注目度の高さから言っても世代のエースになるべき馬。いや、ノルマンの顔となるべき馬であると確信しました。まずは怪我無く連戦の疲れを癒して、来年に向かってほしいと願っています。
最後にお礼。勝利の後、出資者さんのみならずたくさんの方から「おたおめ！」「やりましたね！」「強かった！」などお祝いのコメントや心のこもった「いいね」をいただきました。2年前のアステルカーラ以来となる中央勝利。とてもとても嬉しかったです。ありがとうございました！