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ハートホイップ第17戦を振り返る(4/20 浄土平特別6着@福島芝1200)

両脚剥離骨折の苦難を乗り越え、昨年7月以来となる復帰戦を迎えた愛馬ハートホイップ。今回もJRAライブ配信を見ての感想です。

パドックの放映はありませんでしたが、馬体重は前走からプラス4kgとなる490kg。帰厩直前520kgまで増えていたので、大幅プラスでの出走かと予想していましたが、しっかりと絞れてきていました。が、現地からアップしてくださったパドック動画を見ると、腹回りもトモ周辺も明らかに緩い様子。「利弘先生の言葉どおりまだ少し太めか・・」と思いましたが、多くの馬券ファンも同様。パドック後、単勝オッズがみるみる上がっていき、11番人気74.3倍と実績からは考えられない評価でレースを迎えることとなります。

そしてレース。大外14番枠でゲート最後入れ、他馬が嫌がり少し時間がかかったもの、ホイップはすんなり入って、スタート。まずまずの発馬を決めるとスムーズに加速し、先頭をうかがう勢い。ですが、ここは無理せずハナは取りにいかず、外目の4番手を確保。3コーナーへと向かいます。

久々を感じさせないリズムのよい走り、ぴったりと折り合いをついて追走。そして4コーナー、鮫島騎手からのゴーサインにしっかりと反応し、前を追撃、理想的な競馬で直線へと向きます。

隊列の外から懸命に脚を伸ばしていくものの、内目の前方を走る5頭とは勢いに差があり、最後は外から追い上げてくる一番人気エールトゥヘヴンが迫るものの、しっかりと抵抗して6着を確保。今後につながる良いレースとなりました。

ここからは私しらべるとの感想です。「人気どころと比べても実力は決して引けを取らない。仕上がり途上の休養明け、自分の競馬ができるかどうかだけ」と思っていましたが、我らが愛娘のポテンシャルは想像以上。持ち前の先行力、ひたむきに前を追う真面目さは全く衰えておらず、太め残りでもきっちり走るのは昨年を超えてきました。鮫島騎手コメントの「体の成長が感じられましたし、以前よりもだいぶしっかりしてきましたね。今回でまた変わりますよ」も嬉しかったです。

ただ、当日午前中のレースを見ると、内の馬場状態がよく前残りが決まっていて、「もし内枠を引いて、好スタートから内をついていれば・・・」と結果論ながら悔しさもありました。

次走ですが、利弘先生の「函館が目標だが、新潟でも使いたい気持ちもある」というのには納得。休養して馬場の状態がよい函館開幕週を狙うのか、または新潟での続戦に勝負をかけるか、ここは非常に迷いどころです。個人的には「最も勝つ可能性を高めるなら休養挟んで函館の前半戦、6/9の開幕週か、6/16の牝馬限定戦に全力かな。でも、今回の感じなら新潟でも十分戦えるし、新潟→函館後半戦もアリかも。新潟1000直を見てみたい気も・・・」という感じです。

大きな声では言えませんが、美浦・蛯名利弘厩舎の2024年成績は(0-0-1-3-2-64)で今年未勝利&リーディング実質最下位・・・。在厩馬すべてを見てみたのですが、苦戦の馬が非常に多いです。なので、休養明けの厩舎のエース・カシノブレンドと並んで、ハートホイップが最も勝利に近い馬に躍り出たと言っても過言ではありません。かかる期待は大きくなりそうですが、とにかく無理はせず、状態重視でお願いしたいなと思います。「利弘厩舎の初勝利、ウチのハートホイップが届けてやんよ!」と一層、気持ちが高まってきました(笑)

悲願の中央初勝利へむけて理想的な始動を果たしたハートホイップ。次走が非常に楽しみです!

最後に今回の復帰戦にも駆けつけてもらった、Xネーム・PSPS-KIZUNAさんの素敵な写真を添えさせていただきます。パドックで完全に目が合っているように、久々のレースでも見慣れた顔とカメラが熱視線を送ってくれていてハートホイップ自身もきっと喜んでいたのではないかなと思います。プロ顔負けどころではない撮影技術を独り占め、幸せです!ありがとうございました!

photo by PSPS-KIZUNAさん