技能系趣味と非技能系趣味
技能系趣味とは?
技能系の趣味とは、その趣味を上手にこなすにはそれなりの技能が必要である趣味です。それなりというのは、習得に少なくとも数十時間程度はかかるということです。なお、この用語は筆者独自です。
例えば、ソシャゲの周回は技能系趣味ではありません(=非技能系趣味)。ソシャゲの周回でも、効率的に周回するための技能は存在しますが、その習得に何十時間もかかるということはないと思います。せいぜい数十分周回すればコツを掴めて、ほぼ最適な効率を出せるでしょう。
一方で、漫才は技能系の趣味と言えましょう。面白い漫才をするには、面白いボケを思いつく能力、切れのいいツッコミをする能力など、様々な能力が必要であり、これらは一般に数十時間と訓練しないと身につかない能力でしょう。
技能系趣味と非技能系趣味の違い
さて、技能系趣味と非技能系趣味の違いは何でしょう?無論上に上げた違い以外の違いを聞いています。
技能系趣味は上手くできたことを楽しむ、非技能系趣味はそれ以外に楽しみがある
技能系趣味は上手くできたことを楽しむ趣味でしょう。ピアノなら上手く弾けたことに喜ぶのです。いい曲が作曲できたことにも喜ぶ場合もありますが。
一方、非技能系趣味は上手くできたことに喜ぶことはありません。ソシャゲの周回ならキャラが強くなるとか素材が貯まるだとかに喜びますが、上手く周回できたことに喜ぶ人はまあいないでしょう。動画視聴も一緒で、上手く動画を視聴できてうれしいのではなく、動画の内容が面白いから嬉しいのです。
技能系趣味は長く楽しめるが非技能系趣味は普通飽きやすい
技能系趣味は自分の上達に対して喜びを得る行為であり、上達というのは普通天井がありませんので、原則いつまでも楽しむことができます。(ただし、上達が難しいとか、これくらい上手ならもう満足、といったことが起きますが。)
一方で非技能系趣味は単調で飽きやすい傾向があります。ソシャゲの周回などが良い例です。しかし、動画視聴などの、コンテンツ側がいくらでも多様である趣味は、その限りではありません。
技能系趣味は大変、非技能系趣味は楽
技能系趣味は訓練しないとできないことをすることを目的としているので、自分であれこれ考えながらやる必要があり、脳への負荷が高いです。
非技能系趣味は技能を要しませんので、日常生活が不自由なく送れる人なら誰でも簡単にやることができます。楽でいいですね。
向き不向き
技能系趣味が向く人
要領がよい人、IQの高い人、飽きやすい人は技能系趣味が向いているかもしれません。また創作が好きな人は創作系趣味が良いでしょう。さらに、生活に余力がある人もよいでしょう。
非技能系趣味が向く人
単調作業が苦ではない人は非技能系趣味が向いているかもしれません。ただ、非技能系趣味は万人向けであり、技能系趣味をやっている人のほとんどが非技能系趣味もやっているでしょうから、向き不向きはないと言えると思います。
また、仕事や学業で疲れている人や中年高年の人は非技能系趣味をやる傾向にあります。やはり脳への負荷が高い技能系趣味をやる余力や能力がないのでしょう。
思いつくだけ技能系趣味を列挙する
上達できるゲーム
ネタ系(ネタツイ ネタ動画 コラ)
ダンス
スポーツ
楽器
作曲
作詞
歌う
勉強
資格獲得
外国語会話
会話術
作詩
物書き
絵描く
漫画描く
プラモデル
フィギュア作成
モデリング
CG
動画作成
プログラミング
デザイン
工作
手芸
小説をちゃんと読む
脳死で読む小説は非技能系趣味だが、「いかに伏線や表現に気を使って読めるか」を極めていくと技能系趣味になる。
漫画をちゃんと読む(同上)
アニメをちゃんと見る(同上)
ドラマをちゃんと見る()
映画をちゃんと見る()
車、バイクの免許取得
研究活動
盆栽
金魚
畑
庭仕事
釣り
このくらいしか思いつきません。他になんかあったらコメントしてください。
まとめ
技能系趣味を一つくらいやっているほうがいいと思います。過去の自分より進歩している証明になるので。
では良い趣味ライフを。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?