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本を書きました!

もっと頻繁にいろいろと書いていきたかったのですが…人生なかなか忙しい。

タイトルにある通りですが、本を出版します。

『水中考古学:地球最後のフロンティア』 もうすぐ発売です。

内容は、私の生い立ち、研究の楽しさ、日本と世界の水中遺跡の紹介となります。私が、以前に出した『沈没船が教える世界史』の続編のような内容となっています。考古学や歴史に興味のない人の手に届くように書いたつもりです。

目次

【入門ガイド】水中考古学 冒険の書
【1章】水中考古学で解き明かす蒙古襲来の真実
【2章】さざ波のような人生で水中考古学の魅力に溺れる
【3章】世紀の大発見でたどる海底探査の歴史
【4章】瓦は語る 相島海底遺跡が伝える水中考古学の魅力
【5章】実録・海底遺跡の発掘調査 日本の海は世界に通ず
【6章】日本の水中遺跡冒険図鑑
【7章】世界の水中遺跡冒険図鑑
【8章】謎めくアジアの船 オリエンタルの魅力と歴史


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出版社の宣伝文は、以下の通り...

内容・概要
溺れるほど面白い、水中考古学の世界へようこそ。
 ・坂本龍馬のいろは丸は銃を積んでいなかった?
 ・海に沈んだイカリから蒙古襲来の神風の進路が判明?
 ・湖に沈む一隻の釣り舟はキリストの舟だった?
 ・沈没船から見つかったオーパーツは世界最初のコンピューターだった?
水中に沈む沈没船や遺物から歴史を塗り替える発見が相次ぐ。
まだ見つかっていない遺跡も多く、
まさに地球最後のフロンティアといえる。
しかし、世界に冠たる海洋国家の日本は水中考古学の分野では後れをとっている。
貴重な水中遺跡が充分に保護されず失われていく現状を憂い、立ち上がったのが「海のランディ・ジョーンズ」こと佐々木ランディだ。
水中考古学の魅力と価値を伝える使命感で筆をとり、
書き連ねた魂の玉稿。
「水中考古学者は財宝の夢を見ない。どんな財宝よりも面白いことが水中には眠っているからだ。人類の歴史を解き明かす鍵が君を待っている」著者        
                                 「日本人なら水中考古学」と叫びたくなる知的探求の世界へ、いざゆかん。

まあ、なかなか宣伝に力がこもっていますね。

あまり精神的に安定していない時期に書いたので、ここまで良く書ききったなと。いわゆる高学歴ワーキングプアですので、仕事、小遣い稼ぎ、その他の研究、一般社団法人の立ち上げ、家事育児介護をしながらの挑戦でした。数字や年号のミスなどはご愛敬でお願いいたします。

一番伝えたいのは、日本の水中文化遺産保護体制の確立は緊急を要すること。世界では数万件の水中遺跡が発見されているのに、日本だけが取り残されている…なんとかしたい!多くの人に気がついて欲しい!多くの遺跡が破壊されている現状から目を背けないで欲しい! 

でも、ネガティブにはなりたくない…海外に残っていれば、現在の給料の4倍はもらえて、しかも好きな研究が出来たのに。それを蹴って日本国内でなんとかしたいとこちらに戻った人間です。(ちなみに、欧米だけでなく、例えばフィリピンでも水中考古学の博士号を活かした専門の仕事が存在し、現在の私の年収よりも多くもらえます。もちろん物価はかなり安いです。)

日本からできることはあるんだ、それを証明したい!

だから、水中遺跡調査の魅力を伝えることに専念しました。

というわけで、ぜひ書店で見かけたら購入を検討するか、それか、たくさんの人に紹介してください。

よろしくお願いいたします!

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