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DTM棚02『Dystopian youth』
漫画や映画などで、けっこうディストピアものが好きなんです。 この歌は、現代をディストピア世界として生きている若者たちの、 ボーイ・ミーツ・ガールもの、として制作しました。 ―――――――――――――――――― Dystopian youth わたしの気持ちなんて誰にも伝わらない うまくやっていけると思ってた 安全神話の申し子ボーイ ガラスの靴が脱げないシンデレラガール 跳梁跋扈をくぐり抜けて 百鬼夜行列車でかたっぱしから まだ降り続く雨 厚い雲と風が吹き荒れる 安全神話の申し子ボーイ ずっと醜いアヒルのシンデレラガール 悪逆無道の世界を駆ける 手練手管ジェットで片っ端から 艱難辛苦をものともせず きみは必ずわたしを見つけ出すから 最果ての岸辺にわたしはたたずむ きみの声に振り向いて、しっかり頷く
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DTM棚01『転校生』
VOCALOID「鏡音レン」に歌ってもらいました。 私はいい歳のオッサンなのですが、 「学校」というものが持っていた 一種の「せつなさ」に強く惹かれ続けています。 とくに「転校生」というものは記憶の中で 強い光彩を放って存在しているのであります。 「転校生」になったことはなく、 「転校生」を常に受け入れ、 去って行く「転校生」を見送る側でした。 かといって、この歌は「転校生」というよりも、 コミュニケーションについての歌であります。 ―――――――――――――――――― 転校生 きみの、ソソソそれってなんてーの? よくはわかんないけど、うん なんかそーゆーのっていいと思うよ 仲良くしようよ だめだダダダ、うまく云えないや ビビッビビッとクるものがあって うん、つまりその、こう、なんだろな トトトッととにかく 遊びにいこうよ その瞳閉じて その耳も塞げ その瞳閉じて その耳も塞げ そうすればぼくだって 口ごもることもない 妄想の世界ならぼくは無敵の人 ぼくの、コココことってどーでしょーか? ぼくをときめかすような ねえ、 そんな都合のいい言葉、云えるわきゃないね そろそろ帰ろーかなー