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人類の叡知が生んだマジックスパイス

俺は、カレーライスが好きだ。

カレーライスだったら1週間3食でも食べられる。
というか、実際に食べていたこともある。
それくらいカレーライスが好きだ。

そして、好きなのはカレーライスだけじゃない。
カレー味の食べ物なら大抵何でも好きだ。
インドカレーとナン、カレーうどん、カップヌードルカレー味、カレー味のスナックなどなど。
カレーの味がする食べ物は何でもついつい食べすぎてしまう。

俺の敬愛する、彼の偉大なる漫画家・板垣恵介先生が以前に言っていたが、サバイバルをする際に絶対に持って行かないといけない忘れてはいけない物が一つだけあるらしい。

それは『カレー粉』だ。

「カレー粉さえあればどんな生き物でも食べられる味になるから」と言うのが理由らしい。蛇も蛙も虫すらも火を通してカレー粉で味をつければカレー味の食料に変わるのだ。逆に、カレー粉が無いとどんな生き物を捕らえたとしてもその生き物の臭いや味が気になりすぎてとても食べることができず、結果、体力が落ちていってサバイバルする事ができなくなるという話だった。

つまり、命を繋ぐ為に絶対に忘れてはいけない必需品。
何が無くても絶対に忘れてはいけない生命線なのだ。

カレー粉が命を繋ぐ生命線であるということは、そのカレー粉の原型とも言えるカレーという食べ物は、まさに人類がこの長い歴史の間ずっと生命活動を続けていく為の叡知が詰まった、文字通り『究極の食べ物』であると言えるのだ。

そんな『究極の食べ物』であるカレーが俺は大好きだ。
野菜と肉が煮込まれて融け合ったスープをカレーのスパイスが完全に調和をとってまとめあげ、且つ、具材とスープの味を極限まで引き立てる。そりゃあ美味しくなるに決まってる。

美味しい具材をより美味しく、美味しくない具材もそれなりに美味しく、不味い食べ物すらもとりあえず食べられる味に。

そんな究極の存在、カレー。

こんなブログを書きたくなったのは他でもない、今日の日中に無駄話をしてた時の話題がカレーの話題だったからだ。さらに、なんと今日の晩御飯は偶然カレーライスだったのだ。

そして、当然と言えば当然だが、夜中にも関わらずとんでもなく大盛りのカレーライスを目一杯食べてしまい、後悔の念に駆られているこの気持ちを何とか納得させる為にこのブログを書いてみたのだ。

もちろん、このカロリーはこんなことでは帳消しにはなりはしないのだけれども。

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