新しい相棒 ~叙事詩『月の鯨』第一の手紙 (1)~
ハハハハハ
おい、相棒よ
オレからこんな手紙が届くだなんて夢にも思っていなかっただろうよ
もうとっくに海のモクズとなって消えたと思ってただろうよ
オアイニクさま、まだ生きてるぜ
変なウワサを立てないでもらいたいな
オレにだって文字のヨミカキくらいできるんだ
新しい相棒ができたからな
もうオマエの助けなんていらないんだ
クエクエっていってな
顔はマックロ
ヨミカキが得意で教養がある奴なんだが
クエクエって名前がなんかブキミなんだ
オレの未来に暗い影を落とすかもな
まあ そんな