とっても大切なひとたち曰く、わたしはメンヘラ製造機らしい。思わせぶりな言動、でも周りにはひとがいて、ひとりだけに集中する訳でもない。
 文字に起こすと救いようのない屑。どうしようもない屑。
 でもわたしは、じぶんの中のじぶんを守るために、そういう行動を無意識下でしているようで。さらに屑さが増したな。

 わたしは性被害に遭いやすい。満員電車の中での痴漢は当たり前だし、栄えているまちや、薄暗くひとの少ない道を歩くと、必ずと言っていいほど声をかけられる。してくるひとは、若干男性が多いものの、女性も少なくはない。
 痴漢も、声掛けも、レイプも、何度されてもほんとうに怖い。されたあとはこの世から消えたくなる。わたしは、怖い思いをするために生まれてきたのか?だったらこんな人生、もう、いらない。わたしは何度も何度も何度も、たった20年ほどの人生で、そんな気持ちを味わってきた。

 まっさらなひと、善良なひと。わたしのともだち。とっても大切なひとたち。そういうひとたちに好かれるために、わたしはまっさらな好意もたくさん受けることができる、そんなことでトラウマに打ち勝つために、わたしは無意識下で、男女関係なく思わせぶりな言動をしてしまうようで。
 でも、そんなじぶんのプライドを守るために、ほかの大事なひとを傷つけていいわけがない。わかってる。わかってるけど、もうどうしようもないんだ。ごめんね、屑で。わたしはわたしのことが大嫌い。殺してしまいたい。きみを傷つけるわたしがほんとうに許せない。

 いつか、いつかじぶんを許せるときが来たら。きっとわたしはそのとき、空を飛ぶから。ごめんね。


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