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8cmのピンヒールで書ける恋

私だって初めてなのに、ここで自分ができなきゃ仕事が成立しない場面がたまにある。

そんな、とってもありがたいチャンスをもらった時は大抵できなくて至らなくていっつも悔しい。

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思えばずっとそんな風に背伸びしては落ち込んで、すこおしずつできることが増えてきたライター生活です。

それはまさに、調子に乗って買った8cmのピンヒールを履いて、物理的にもちょっぴり身長がかさ増しされてる不安定さで、
憧れのあの人を追いかける「8cmのピンヒールで駆ける恋」みたいだなあと思う。(一文長いなこりゃ)

「8cmのピンヒールで書ける恋」なんて上手いこと言うたった感あるけど、
じつはチャットモンチーの名曲からいただきました。
正しい曲のなまえは「8cmのピンヒール」です。

歩幅を合わせて歩いた
転ぶとわかっていたけど
痛みも忘れてしまうの
あなたは優しいから

追いつきたいけどそれはカンタンじゃなくて、でも大好きな人に認めてもらいたい女の子の気持ちをこんなに可愛くて切なく代弁してる例えが「8cmのピンヒール」以外にあるだろうか。

だけどわたしにとってこの曲は「恋の歌」じゃなくて「お仕事頑張るぞ」ソングです。

※これ聴いて頑張れ働く女の子!とかいいたいところだけど、男の子だって頑張らなきゃいけないことは山盛りだし、女子びいきも男子びいきもしない主義でいたいので、男子のみなさんもピンヒールで走る辛さを想像しながらどうかお付き合いください。

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8㎝のピンヒールなんてものはそもそもスニーカーブームのこのご時世で履いてる人あんまり見なけどね。

そうはいってもやっぱりハイヒールを素敵に履いている女性はかっこいい。
毎日ハイヒールで出かけるようなおばあちゃんになりたい。

なんなら心もちゃんと底上げしてたい。
だってやっぱり、ハイヒールで仕事に出かけた日はシャキッとするもん。

デキるオンナ感だしておいて、中身が伴わないんじゃどうしようもないぞおいって自分にプレッシャーかけるから、しっかり仕事しようと思うんだよ。

だからインタビューのときはなるべく小奇麗なハイヒールを履く。(工場や野山なら別だけど)

できれば5cm以上のもの。
ただし8cmは、履き慣れてないと周りの人に迷惑をかけるので要注意。

***

筆が進まなくてついついスマホに手が伸びてしまうお昼どきも、

赤字がたくさん入った原稿が戻ってきてネイルを塗り直す時間がなくなっちゃった夜も、

人に迷惑をかけずに、ちょっとくらい背伸びしながら走っても転ばない筋力をつけていきたいと思います。

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