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命の危険を感じた扁桃炎

 前回の投稿から随分とご無沙汰しております、しおりんです。コロナがあとを立ちませんが、皆さんお元気でしょうか?

 さて私はと言うと、タイトル通り扁桃炎で人生初の入院をしてきました。私自身今回とてもきつい思いをしたので、この経験談が誰かの何かの役に立ちますように、そして自分への経験録として残そうかと思い、この文章を綴ります。もしよろしければゆったりと読んでみてください。ありがちだけど、とっても苦しい扁桃炎への理解に繋がればと思います。

1.そもそも扁桃炎とは?

「口蓋扁桃」とは喉の奥、のどちんこの両脇に位置するリンパ組織で、鼻や口から体内に細菌が侵入することを防ぐ役割があります。そこが炎症を起こして腫れたのがいわゆる「扁桃炎」です。(大人になると他での免疫機能が発達するので扁桃の存在意義はあまりないようです。)

発症すると・・・39℃を超える高熱、唾液を飲み込めないほどの喉の痛み、顎の下の首の所を触って分かるくらいの扁桃腺の腫れ、圧痛、口の中を開けると腫れた扁桃に白い膿が浮き出てくる、など。

扁桃炎が悪化し、膿がさらに広がると「扁桃周囲炎」「扁桃周囲膿瘍」へと病名が変わり膿を出す手術が必要になってくるようです。

2.ただの風邪かと思いきや・・・苦しかった5日間

最初は

「またきたか。」

そう思うくらいに、慣れっこになっている喉からくる風邪。

ちょっと違うのは首の両方の扁桃腺と呼ばれる所が少しゴツゴツしていること。最近疲れていたしな、と思って夜勤明けだったので早めにベッドへ。

すると徐々に発熱。あまり解熱剤をすぐに使いたくない私は、まあこれくらいは、こういう時のために常備している”生姜蜂蜜”を飲んで寝て、体温を上げてウイルスに一撃だ!

なんて軽い考えで過ごすこと2日間。発熱持続、倦怠感増強。

3日目に来ると38℃台へ上昇し、さすがに解熱剤投入。それで何とか6時間は解熱するので、半日お仕事へ。

そこから川下りのように、状態悪化。

誠実にも解熱効果が切れる6時間後には39℃台へ上昇。解熱と高熱の合間に命からがらシャワーを浴びたり、ベッド上でウイダーinゼリーを飲んだりして過ごすけど、悪夢の高熱時間を1日4回も耐えられず、体力は奪われていくばかり。やっとクリニックが開く日にお仕事のお休みをいただき受診。4日目。

自己申告通り扁桃腺炎。抗生剤を処方してもらい、これで元気になれると希望を掴んで帰宅。

が、しかし。

その唯一の希望の抗生剤の効き目なく、徐々に扁桃腺腫脹ましまし。高熱すらも、この5日目には下がることはなくなり、駆け込みで再度受診。

抗生剤を変更し、ステロイドも混注した点滴をしてもらい帰宅。次の日に大きな病院へ紹介状を書いていただき。受診することに。

点滴後3時間。見る見るうちに解熱。

起き上がれる。(感動)

6日目。大きな病院へ朝イチで受診。即入院。(絶対入院ではないが、CRPが基準値の43倍以上+5日間ほとんど食べられてない、体力限界のため)

3.「扁桃炎」の治療法

扁桃炎の治療は、扁桃腺が腫れているので「耳鼻咽喉科」クリニックへ。

だいたいクリニックでは、扁桃炎の原因になっている細菌をやっつける「抗生剤」と、高熱を下げてくれる「解熱剤」、口の中を殺菌していくれる「うがい薬」が処方されます。

でも私の今回のように、高熱がバンバン続き、炎症も最高潮になっている時にどんなに良い抗生剤を内服しても、太刀打ちできないことはあるよう。点滴の偉大さを感じました。

4.扁桃炎が治るまで、10日かかりました。

即入院になった6日目には解熱していましたが、喉の痛みと扁桃腺の腫れは持続。

入院してまずは、今まで食べれていなかった分の栄養補給の点滴。それから抗生剤の点滴と、炎症を抑えるステロイドの点滴で治療しました。点滴を2日分することでかなり気分も良くなり(ステロイドモリモリのおかげ)、ご飯が食べれるようになったので、2日で退院しました。

でも退院すると、点滴がなくなることでかなりグッタリとして、退院してからがまたキツかった。(もうちょっと入院しとけばよかった。後悔。)

そして自宅で安静にしてやっと10日目の今日、喉の痛みもほぼなくなり、この記事を書けるまでに回復しました。あとは右の扁桃の腫れと体力を戻すだけです。

5.風邪とは違う「扁桃炎」

扁桃炎は本当に辛いです!!!(ガチ)

39℃台の高熱は辛いし眠れない。しかも喉痛くて、きつくてご飯も食べられず体力は消耗するばかり。もう泣いてばかりでした。

熱が出るというのは、一見して風邪と同じ症状ですが

首のところ(扁桃腺)が腫れてる、高熱(39℃以上)が出る症状は「扁桃炎」を疑いましょう。見誤ると、こんな風に死を感じたり、完治までの期間が大きく変わります。

あとは周囲の理解も必要。

「風邪ごときで5日以上も寝込んでるの?」なんて思う人もいるかもだし、それほど扁桃炎を軽く見て欲しくないと、今回経験して思いました。

早く直すためにも、ご飯食べれなくなったら「入院」するのも一つの近道かもしれませんね。

まとめ

・扁桃炎はあなどるなかれ!扁桃腺が腫れてきたら早めに受診しましょう。(ちなみに扁桃炎は繰り返しやすいので、何度も扁桃炎になる人は扁桃腺を切除する手術が1週間くらいでできます。私も真剣に手術検討してます。)

・扁桃炎は即入院もあり得る病気です。今回私は付添人がいたので入院に必要なものを持ってきてくれましたが、独り身で来ていたら・・・と少し恐ろしくなりました。ただでさえ、体調崩した時の一人暮らしは辛い。辛すぎよね。

→だからこそ、早く彼氏彼女作って、同居しておきましょう。(そこ?笑)



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