本野 詩織

1988年生まれ。アマチュア児童文学作家・詩人。 日本児童文芸家協会 正会員。プロデビ…

本野 詩織

1988年生まれ。アマチュア児童文学作家・詩人。 日本児童文芸家協会 正会員。プロデビューを目指して、日々、物書きをしております。「note」には、詩や短編小説を載せていきたいと思っております。

最近の記事

詩「アイスクリーム」

 冷蔵庫からとりだした  カップのアイスクリーム  ふたをパカッと開けると  まるで真っ白なゲレンデのような  バニラアイス  わたしはそこにそうっと  スプーンでシュプールをつける  おいしい雪山のひとすくいを  くちの中へ入れると  甘いミルクの味がとけてひろがる  わたしのささいな しあわせなひととき ※作者コメント※  「シュプール」とは「スキーやソリで滑った跡」を意味する言葉です。

    • 詩「わたしはわたしであなたはあなた」

       わたしは わたしで  あなたは あなた  好きなものは同じでも  苦手なものは違っている  それでいいの それでいいの  人間(ひと)ってみんな 違うから  あなたは あなた それでいい  あなたは あなたで  わたしは わたし  性格は正反対で  得意なことも 違っている  それでいいの それでいいの  人間(ひと)ってみんな 違うから  それぞれに たりない部分を補えるの 「わたしは わたし」が  みんなの数だけ  この地球(ほし)にあって  それぞれに 違っている

      • 詩「心の空に・・・・・・」

         ふいに ネガティブな言葉をあびると  心の空に  もわもわと 灰色の雲があらわれて  晴れわたった空を 覆い隠していく  はらいのけてしまいたい  灰色の雲が ぶ厚くなって  ゆううつな  暗い雨を降らせる前に    必要なのは  雲を吹きとばすための強い風  ではなくて  雲を焼きつくすほどの  強い光を放つ太陽  それはあの人の笑顔と  ポジティブな あの言葉

        • 詩・「国語辞典」

           わたしは国語辞典に載っている  幾万の言葉のうち  どれだけの言葉と  人生のうちで  出会ってきたのだろう?  わたしは国語辞典に載っている  幾万の言葉のうち  どれだけの言葉を  一生のうち  知らずに生きてゆくのだろう?  わたしは国語辞典に まだ載っていない  これから生まれてくる言葉のうち  どれほどの言葉たちと  未来で 出会ってゆくのだろう・・・・・・?

        詩「アイスクリーム」

          詩 「たんぽぽのわたげ」

           ベランダに干した洗濯物  とりこもうとしたら  たんぽぽのわたげがひとつ  ちょこんと くっついていた  まるで長い長い旅の途中で  ひと休みしているみたい 「これから どこへ行くの?」  わたしがそう たずねたら  たんぽぽのわたげは 答えるかわりに  ひゅるりと  風にのって 飛んでいってしまった  ふわり ふわふわ  空の旅へと  花をすてきに咲かせられる場所を  探して

          詩 「たんぽぽのわたげ」

          はじめまして

           はじめまして。  本野詩織(ほんのしおり)と申します。  アマチュアですが、児童文学と詩を書いています。  ゆくゆくは、出版デビューをめざしています。 「note」には、詩や短編小説を載せていきたいと、思っています。  どうぞよろしくお願いします。

          はじめまして