見出し画像

『全米No.1バンカーが教える世界最新メソッドでお金に強い子どもに育てる方法』 著者 酒井レオ

●ベストフレーズ

「お金を学び、お金に強くなる」ことこそ、将来子どもが幸せになるためもパスポートである、と。お金に強くなるとは、何も大金持ちをめざそうというのではありません。僕が考えるお金に強い人間とは、①お金の価値を知っている、②お金で世界が回っているその結果、お金に振り回されない生き方をしている人です。 4ページより

●はじめに

本書は、世界一No.1のバンカーと言われた著者が、世界で活躍する人達や大富豪、そして著者が育ったユダヤ人コミュニティから学んだ、「お金に強くなる方法」と「世界で活躍する人になる方法」を解き明かした本です。

●本文要約

1.世界で成功する人に必要なスキル

著者は、バンカーとしてアメリカの金融界で活躍しながら、国際的に成功した人達や、大富豪たちを観察してきました。そして世界で成功する人に共通するのは、人間や社会の本質を知りつつも、常識や既成概念に囚われない自由な考え方や生き方ができることであり、それこそが「人間力」だと断言します。特にAI化が進み、仕事の内容が急速に変化しつづけ、社会が多様化する21世紀には、環境に応じて自由に生き方や考え方を変えていける「人間力」が成功や幸福を決める要因として、今まで以上に重要になります。そして、「人間力」を育てるには、まだ常識や既成概念にとらわれない10歳前後の子ども時代に、親子でどう過ごすかが重要だと言います。


2.ユダヤ人家庭は子どもにお小遣いをあげない

日本では、子どもが小学生になると「お小遣い」をあげる文化があります。しかし、著者は「お小遣いをあげない」ことを提唱しています。ユダヤ人の裕福な家庭は子どもたちにお小遣いをあげません。代わりに、彼らは家の手伝いなどをさせて、「お金は労働の対価」ということを教えていたと言います。
「労働が価値を生む」と言ったのは経済学の祖アダム・スミスです。ユダヤ人コミュニティでは、お小遣いをあげて子どもにお金の使わせるのではなく、まず、「お金とは何か」、「価値とは何か」、という経済やお金に関する本質的な知識を教えることを優先します。一方で、ユダヤ人は、良い教師やメンターへの授業料、親戚や知人との会合など、教育や、人との繫がりのためにはお金は惜しまないと言います。よい教師との出会いや、人との繫がりが、支払ったお金以上の「価値」を生むことを知っているからです。
このように「価値」の本質を教えること、普遍的に価値を生むものは何かを教えることが、「お金に強くなる」ために大切だと言います。


3.成功する家庭は、一時の感情や流行に「流されない心」を育てる

では、本質的な「価値」を見極め、選択するためにはどうすればいいのでしょうか?そのためには「決断力」を育てることだと言います。

続きは以下リンクからお読みいただけます。(残り7700文字)

4.「数学」を学ぶと変化に強くなる理由
5.ユダヤ人が世界で生きてこれた理由
6.ユダヤ人が迫害の中で生き残ってきた力
7.世界で愛される日本

ここから先は

36字
◆専門家と編集部で厳選した「親が今読むべき本」を「一冊10分」に圧縮してお届け ◆8冊分の記事を、「一冊分のお値段」でご提供 ◆オーディオブックも同時配信で、「ながら聴き」も可能 ◆「要約リクエスト」を受けつけているのはSHiORIだけ(LINE登録から) 忙しい中でも「親のセンス」をアップできます。 子育て支援はあっても、一番負担のかかる「親」の支援は足りていません。 SHiORIは徹底して「親の味方」になります。ご愛読の程、よろしくお願い致します。

「親」に特化した初の書籍の要約マガジンです。 週2回(水・土)|月8本 「教育」「心理学」「マネー」など、ベストセラーから知る人ぞ知る本ま…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?