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Reolワンマンライブ 新式浪漫 備忘録 #Reol浪漫

この記事はReolワンマンライブ“新式浪漫“名古屋公演・横浜公演に行った時の個人的な感想をまとめたものです!
レポというよりマジで個人の感想!日記!ツイッターの長文版!隙自語!よろしく!

最初に

私が行ったのは名古屋と横浜ということで、名古屋はツアーの中で一番最初、横浜は四番目の公演でした。名古屋と横浜ではセトリ全く一緒だったけど、他の公演ではどうだったんでしょう?良かったら教えてください。名古屋で初めて聴いた時の感想と横浜で改めて感じたことをないまぜにしながら一曲ずつ振り返っていこうと思います。

会場に入ると「Reol浪漫」の文字が書かれた紗幕が目に入る。そしてなんだかうっとりしてしまうような素敵なピアノのBGMが流れてました。毎度のことながら、開演前の雰囲気作りから徹底していますよね。

今回のライブのテーマは、「追憶」、「懐古上映」。
Reolのライブは毎回コンセプトが決められていて、セトリの組み方や演出にそのコンセプトが現れる。それによって同じ曲でも色々な面を見せてくれるから、Reolのライブには毎回必ず行きたくなるんですよね。毎回違うものを受け取れるのが本当に面白くって。発表した楽曲をただ生で歌うってだけじゃなくて、意味を持ってパフォーマンスに組み込んでいるから、一つのライブとしてすごく見応え・聴き応えがあるんじゃないかなあと思います。
今回の「新式浪漫-Neo Nostalgia-」っていうタイトルが発表された時から、今回はどんなReolを見せてくれるんだろうってずっとワクワクしていました。

さて開演時間がやってきて、紗幕に突如現れたのは、映画泥棒!…のパロディ、「NO  MORE 浪漫泥棒」!映画館風の演出だっていうのが一瞬で理解できる映画泥棒、便利ですね。それにしても警察官姿のReol、良いですね。捕まりたい人、私以外にもいますよね。ね?

戯言はほどほどに、ブザーと共に会場が暗転すると、ああついに始まるんだ、という高揚感が一気に高まります。

音楽と共に、紗幕に映し出された映像が動き始める。オレンジ色の街を、レトロな雰囲気の車が走り抜けていき、次第に車は宙に浮かび、空に向かって駆けていく。ドキドキ、ふわふわとした心持ちで1曲目が始まるのを待っていました。

1. secret trip

音楽が止み、開いた紗幕の中から現れたのは、オレンジのキラキラした衣装を身に纏ったReol!そして1曲目に歌い始めたのは最新曲のsecret trip!

この曲が発表された時点でもうこの「新式浪漫」っていうツアータイトルは発表されてたんですよね。それで、初めてこの曲聴いた時、ああこのツアータイトルにぴったりの曲来たなあと思ったんです。どこか懐かしくて切なくて、でも確かに未来を向いているような。Reolのライブの1曲目には、そのライブのテーマをまさに表しているような曲が来ることが多いから、secret tripが1曲目なのはすごく納得感あった。でも激情アラートの時の赤裸々始まりの衝撃がまだ頭の中に残ってたから、最初がちょっとしっとりした感じで始まるのは本当に前回からガラッと雰囲気変えてきたなあとも思った。

1つ目の鮮やかオレンジの衣装ね、写真で見てみてもキラキラしてるけど、実際見てみると本当にキラッキラで素敵でした。Reolが動くたびにトップスのシャラシャラした部分が揺れて美しかった。

衣装もとっても素敵だったんだけど、一目見た瞬間特に心惹かれたのは今回のステージ設置!後方スクリーンの前に設置されている2階建てのステージだったんだけど、これが6つのボックスのような形になっていて、映像演出もこの6つのボックスに合うようなものになっていた。

行っていない人のために図解描いちゃったよ


これを見た私の頭に思い浮かんだもの、それは

これ。

リズム天国ゴールドをやったことがある人間ならきっとわかるはず。六つの箱に入った女の子が踊るやつ。えっ私なんでこんなことに時間費やしてるんだろう。すみません、これ、どうしても誰かに共有したかったんだよ。

リズム天国はさておき曲に話を戻しますね。歌詞にも「きらきら」「ひかりだす」といった言葉が使われているけれどそれとリンクするようにこの曲の演出は全体的にキラッキラしていてなんだか夢見心地でした。確かミラーボールも回ってたかな?

でこの曲のReolなんですけど、サビの「i love you」って歌詞を歌う時、観客の方を真っ直ぐ指差していて、ああ、私たちに歌ってくれているんだって感じがしたんです。私がそう受け取っただけかもしれないけれど、Reolが私に向けてloveを歌ってくれている…と、そう感じてジーンとしちゃった。

この曲、最後のサビで今までにはなかったメロディが登場するところがすごく好きで。ライブバージョンだとそっちのメロディを歌ってくれるんですよね。そこを聴くともう、一気に感情が溢れ出す感じがして、たまらないです。

2. drop pop candy

うわーーーとなりました、皆なったでしょ。懐かしいよまじで。2014年の曲ですよ…!最新曲の後にこの曲持ってくるの、この出だしの2曲で一気に“今回はこういうライブです!“っていうのを表してきてる感じ。で曲が生まれた時期は全く違うのに、きらきらしたポップな雰囲気は共通してるの、良い。

この曲からダンサーの絢音さんと紳平さんが登場。曲に合わせてビニール傘を持ってる!!!可愛い!!!傘を使った振り付けがめっちゃ可愛かった。Reolもニコニコして楽しそうな表情しててすごく可愛いし胸がぎゅっとなった。

それから、スクリーンに映し出された映像が、MVの雰囲気と似ているんだけど、色遣いがオレンジを基調としている新式浪漫バージョンだった!水たまりが飛沫をあげるような演出が素敵だった。

3. Nd60

ポップ可愛い曲で繋げてきた。この曲も振り付け可愛くて大好きなんです。lonely☝️lonely☝️yeah✌️の手の動きとか、「雲の上で不貞寝」で本当に不貞寝するところとか。ダンサー2人の動きも好き。それから、「心配御無用、ありがと」とか「oh my god」のどうでも良さそ〜な感じの歌い方、好き。

激情アラートで初めてこの曲のパフォーマンス見た時、「So Stay!」の後にダンサーの2人がお立ち台から左右にジャンプするところがすごく好きで印象に残ってたんだけど、今回観客もそのタイミング一緒に跳ねてる人多くてちょっと面白かった。皆もあそこ印象に残ってたのかな。私もだよ。

MC①

ここで最初のMC。今回のライブのテーマ「追憶」「懐古上映」であることを語ってた。新旧入りまじったセトリで、曲と一緒にあなたの人生を振り返ってもらえたら、とのこと。
いやもうね、ドロポ聴いた時点でれをるに出会いたての当時の記憶が沸き起こったの、まさにもう振り返っちゃってますよ。Reolの音楽をずっと聴いてきたファンにとって、Reolの音楽は人生のBGMみたいなもので、曲が色々な記憶と結びついてるのよね。
そういう気持ちを大切にしながら今回のライブを楽しもうと思いました。

で、一通り話し終わったと思ったら、「ということで、写真撮りま〜す!」と、毎回アンコール後にやる写真撮影がまさかのこのタイミング。「ここしかないんです!」と言われてどういうこと!?と思ったけどライブが終わった今振り返ると確かにこのタイミングしかありませんでした。

この後ちょっとした茶番が入りまして、見てない人に内容を説明しようと思ったけれど、ギャグを文字で説明するのはキツいものがあるのでやめます。笑

4. HYPE MODE

突然の茶番に動揺する観客を無視し、ぬるっとドラムがビートを刻み始める。そしてReolが「今までの曲は、縦ノリ。次の曲は、横ノリ。」と、横ノリの動きをレクチャーし始める。そして始まった横ノリの曲といえば、HYPE MODE!

あの、レクチャーされた通りに横ノリの動きを私もやってみたんだけど、意外と難しくて、多分相当キモい動きしてたんじゃないかなと思います。笑

この今日はとにかく楽しくて大好き。腕組んで左右に揺れるReol見るの好き。ちっちゃい顔にでっかいサングラス乗ってるの見るの好き。「at 東京 渋谷」のところを今いる土地の名前に変えて歌ってくれるところ好き。蹴り飛ばす振り付け好き。絢音さんと紳平さんもサングラス似合ってて可愛かったです。

5. Boy

次の曲はBoy。シンガロングの部分から始まってイントロに入った。オレンジのライトがMVの夕焼けを思わせて美しかったです。そのライトの中で歌うReolも美しかった。
決別を歌ったこの曲、聴くと寂しさや切なさで胸が苦しくなる一方で、背中を押してくれる曲でもあって。ライブ会場で、他の多くのReolファンと一緒に聴くBoyは、いつもより寂しさを感じなかった。一緒に歌う部分、声に出して歌うことはまだ憚られるけれど(次回あたりから正式に緩和されると嬉しいね)曲に合わせた手拍子や、Reolをじっと見守る雰囲気に、なんとも言えない一体感を得ました。

幕間①

紗幕が閉じて、最初の幕間。映画の予告風の映像(出演:くまとうさぎ)が流れたんだけどなんとも言えないシュールさ。笑 くまとうさぎ登場回の幕間、毎回どうしてもシュールにしかならないのウケる。前売り特典の図書カード普通に欲しいんですがどこで貰えますか?

6. 水底遊歩道

紗幕が開いて見えたのは真っ白い衣装と真っ白い笠をかぶったReolの姿。笠の縁にすだれのようなものがかかっていて、顔を覆い隠していた。その佇まいが本当に美しくて…。
そしてこれまた懐かしい曲、水底遊歩道!!!私ライブで聴くのは初めてかもしれない。
スモークと水色のライトがステージを覆っていて、さながら水中のよう。神秘的で美しい空間だった。

この曲の特に間奏のところ、変則的なリズムを奏でるドラムとベースがめちゃくちゃかっこよかったです。静かな雰囲気のある曲なんだけど意外とサウンドは低音がバリバリ響くかっこいい曲なんだよね。

7. un,deux,trois

この曲個人的にすごく好きな曲なので歌ってくれて嬉しかった。
1番のAメロが普段よりちょっと低め?ダウナーな感じの歌い方で、日々のやるせなさのようなものを感じた。この時もまだ笠をかぶっていて、表情が読み取れないところもなんだかいつもとちょっと違った空気感の歌唱でした。この曲は比較的新しい曲だけど、曲自体が過去を振り返るような歌詞だから、これもまた自分と重ねて色々考えてしまうよね。あの時ああすればこうすればって…と思うことばかりじゃないですか、人生って。そういうちょっと暗い気持ちで昔を懐かしむ気持ちも代弁してくれてるような曲だなあと思う。

最後の方ですだれの部分から少し顔を覗かせたところ、あまりにも美しくてドキッとしてしまいました。アウトロの部分で笠を外す動作も美しかった…。

8. 真空オールドローズ

この曲も大好き!毎度恒例になりつつある鍵盤ハーモニカの演奏から入って歌い出す。いつも思うけどあれ吹き切ってからすぐ歌に入れるのすごい。

歌ってる時、鍵盤ハーモニカを両手でぎゅっと抱きかかえていたのが印象的でした。最後のサビを1オクターブ上で歌うところ本当に好き…。ここ聴くといつも泣きそうになる。

9. 平面鏡

un, deux, troisからこの曲までの流れは、ちょっと暗い過去、苦しい過去を思い返すようなフェーズなのかな、と思っていて。この曲はユニットREOLが解散した後、ソロアーティストReolとして初めて発表された曲で、当時の彼女の苦しさがかなりむき出しになっている曲だと思うんです。

改めて言うことでもないけれど、私はReolの曲が好きであると同時に、その曲を生み出してくれるReolという人物のことも好きで。曲のファンとしてはこの歌詞と自分の感情が呼応して苦しくなるし、Reolという人物のファンとしてはReolがこのような悲しい感情を抱いたことに胸が痛くなる。平面鏡に限ったことではなく、Reolの曲を聴くとこういう二重の感情を持つなあと思います。
好きな曲を書いて歌うからその人が好きになるし、その人と私との間に共鳴する何かがあるからこそ、その人が書いた曲が好きになるのかな。最初は歌声に惹かれて聴き出したけれど、それからどんどんReol自身を好きになっていったのは、きっと偶然じゃないんだろうな、などと、色々、考え込んでます。これライブの感想というより今の自分が考えてることかも〜脱線ごめん。

何が言いたいかっていうと、平面鏡をライブで聴いているとやっぱりそういうReolの過去と、自分の過去を色々思い返してしまうなあということ。「わかってほしい わかんなくていい」って歌詞なんてもう本当に塞がっている時の自分の気持ちと重なって、そうだよなあ〜、と。

10. 第六感

この、この平面鏡から第六感の並びですよ!!!苦しみからの希望のようなものを感じて胸が熱くなった。第六感てほんと、ほんと良い曲ですよ…。コロナが流行り始めて、色々なことが中止になっていた時にこの曲がリリースされて、オンラインで色々な楽しいイベントを用意してくれて。テレビやYouTubeでのイベントでも歌唱するようになってReolの名前が一躍世間に知られるようになった曲で。それがすごく嬉しかったし、私自身本当に好きな曲なんです。Aメロの静かなワクワク感から、サビ前の登っていくような音、メロディーの良さとReolの歌声の良さが詰まったサビ。和風だったり東京ゲゲゲイのコーラスが入ったりしてちょっとクセのある2番、全体的にキャッチーな曲調の中でもそれだけじゃないんだという奥行きを感じさせるCメロ、そして最高に気持ちの良いラスサビ。もうね、一曲通して本当に好きなところが詰まってるんです。第六感の好きなところをひたすら語る人になってしまった。

ともかく、私にとって第六感はまさに希望の曲という感じで、辛い思いをしても希望はきっとあるんだと感じられる曲の並びでした。

第六感が流れ始めた時はこういう苦しみの歌から希望の歌への移り変わり、良い〜とか色々感じてたんだけど曲が始まってしばらく経つととにかく楽しい!しか考えられなくなります、この曲は!笑 会場の空気もなんだか一気に温まった感じがしたよね。私も思う存分飛んで跳ねました。

11. 極彩色

この曲もとにかく背を押してもらえる曲なんですよね!本人のツイッターに扇の写真がアップされていたからこの曲はやるかな、とは思っていたけれどやっぱり扇を持って極彩色を歌い始めてテンションが上がった。それにしてもこのセトリの中でやられると普段聴くよりずっと歌詞が心に沁みる感じがしました。「君だけは君自身の味方であれ」って言葉が特に今の自分に深く突き刺さって…。いい歌詞だよね。

この曲の間奏がすごかった!扇を指でくるくる回すパフォーマンス!器用!!そんでここのライティングも素晴らしかったの。Reolの周りだけがライトで照らされてたんだけど、赤青黄色、鮮やかな色が次々に移り変わっていって、まさに極彩色!といった感じ!円盤が出ると勝手に信じていますが、出たら何度も見返したいポイントです、ここ。

幕間②

BGMと映像のあるタイプの幕間でした。紗幕に映し出された映像は赤基調で、鳥居や達磨が描かれた和風な感じだった!Reolがいない間もドキドキした時間を過ごさせてくれる幕間が好き。次はどんな曲、どんな衣装でくるかなあと考えている時間楽しいですよね。

12. SCORPION

幕間の音楽と映像が終わると、赤いレーダーとフラッシュが舞台を照らし、重低音が繰り返し響き始める。「コンプレックス…コンプレックス…」の声が乗り始め、もうReolが姿を現す前からめちゃくちゃ高まった。

「Yeah アール・イー・オー・エル…」のタイミングで紗幕が開き、ステージ奥の2階部分の真ん中にReolが現れる!目を引いたのは真っ白いおかっぱのウィッグと、2つ目の白とは対照的な真っ黒の衣装!かっっっこいい!!!

歌い出してからもも〜〜〜〜、全てがかっこよくて刺激的だった。RIOT GAMEのイベントをYouTubeで見てから早くライブで聴きたかった曲だったんだけど想像以上に良すぎた。

それであの、全観客が震撼したと思うんですけど、間奏で、銃を構えて、撃った………。私は…撃ち抜かれた………。衝撃的すぎて多分一瞬昇天してた、私。戻ってこられて良かった。もう、メロメロですが…。全Reolファンの夢か…?本当にありがとうございます。
しかもしかも、横浜では割と前めの席だったので、撃ってしばらく経った後に火薬の匂いが客席の方まで届いてきたんです…。深く吸い込んだよね、そりゃ。
急に感想がキモオタすぎて申し訳ないんだけどね、これは、仕方ないです。これ見たらみんなこうなるって。

13. ウテナ

えっもう本当にありがとうございます!?サディスティックなReol愛好会会長として(今設立したので私が会長です)厚く感謝御礼申し上げます。

この曲宗教ぽさあって、ライブでハンズアップするのめちゃくちゃ楽しいです。「勝ち気な脳〜」からの手拍子も。Reol教祖様に操られてる感じたまらないですね。なんかもうほんとキモくてごめん。
ダンサー2人の息のあったダンスもすごく素敵で!MVでのダンサーはミクナナさんだったけど、あやぺーコンビのウテナも良かったなあ。

14. ダリ

生ライブで聴くの私は初めてでした!振り付けがめちゃくちゃ見てて楽しい〜!Reolも、ダンサー2人のも。絢音さんの楽しそうな表情に特にキュンとしちゃいました…。絢音さんの笑顔大好き。
テンポが早くて一つ一つの動作はあんまり覚えていないのだけれど、「週イチゴミ出し」のゴミ出しポーズだけは何故か鮮明に覚えている。笑

最後の「Wo〜〜〜」のところでみんなで拳をぐるぐる回したの楽しかったです。次はコールアンドレスポンスもやりたいな〜!みんなで「だりーな!」って叫びたいな!

15. ROXY

この曲、セトリの中で一番嬉しかった曲かもしれない…。初めて聴いた時から大好きなんです。イントロのドラム聴いた瞬間めちゃくちゃテンション上がった。
しかも演出が超〜〜〜良くて!!!でもちょっとぴったりの言葉が思いつかなくて自分の引き出しのなさを恨んでるんですけど…レトロなステージの踊り子風って言ったらいいのかな。スタンドマイクを前にニコニコ踊る姿が可愛すぎた。オレンジのステージライトも雰囲気に合っていて素敵。
裏拍で手拍子を打つ一体感も楽しくて夢中になりました。本当にこの曲やってくれてありがとう。

16. 赤裸裸

めちゃくちゃ熱が入っててかっこよかった!!横浜では前のほうの列の左端の席だったんだけど、この曲でReolがステージの左右に来てくれて、すごく近いところで歌ってくれて、ものすごくドキドキしました。なんと言ってもこの時の衣装が結構大胆だったので…!ドキドキしますよ…!
最後のサビでスタンドマイクを斜めに持ち上げて歌うところなんてもうかっこ良すぎてクラクラしました。照明もギラついてて良かったです。あとドラムとベースかっこよすぎ。

幕間③ -orderly-

赤裸々を歌い上げたReolが去っていった後に流れたのはこれまた本当に懐かしい曲で、ここでこれ流れるのかあとしみじみしてしまった。曲に合わせてまずダンサーの絢音さんが舞台の袖から現れて、ひらひらと舞い始める。しばらくすると紳平さんも現れて、最初は2人が交互に動きを見せるんだけど、やがて2人で手を取り合いながらステージの端から端まで大きく踊るようになる…といった流れだった気がする。ダンス詳しくないんですけど、普段身近で見るようなHIPHOPとかのダンスとは全く毛色が異なっていて、神秘的とか妖艶といった言葉が似合うような美しさだった。

17. ハーメルン

2人がはけた後に一度暗転して、ハーメルンのイントロと同時にライトがついた時にはReolがステージ後方の2階部分に正座して座っていた。白いウィッグはそのまま、衣装が白地に緑の模様がついた着物になっていました。

Reolは正座したまま歌い出して、やがて大きな白い布を頭から被ったダンサーの2人が現れて、ステージの前方で踊り出した。正座して歌うReolは物語の語り手みたいだなって思いました。Reolが昔話を観客に語る語り手で、2人が物語の登場人物のようなイメージ。Reolもダンサー2人も本当に美しくて見惚れてしまった。素敵な演出でした。

18. 秋映

秋映の冒頭をアカペラで歌い始めて、次第にステージが夕陽色に染められていきました。息をすることも憚られるような静寂の中で、Reolの声だけが会場に響いていて。

ハーメルンの時は気が付かなかったんだけど、緑と白の着物の裾はひらひらしたデザインになっていて、内側にオレンジ色の生地が隠れていました。間奏でReolが踊ると着物の裾が翻ってオレンジ色が見え隠れして、その光景が本当に美しかった…!
名古屋では最後階段から駆け降りる場面があったんだけど(横浜ではやってなかったけど危なくてやめちゃったのかな)、特にその時の衣装の翻りが美しすぎて、目に焼き付いて離れないです。

最後の「あなたと交わすおかえりが」の「が」のロングトーン、横浜では力強く歌うのではなく優しく歌ったのがすごく印象的だったな。

ここからちょっと余談です!読まなくていいかも!
この曲聴いて、故郷に対する個人的な思いもかなり掘り起こされまして。「郷愁」っていうのもこのライブのテーマの一つなのかなって感じていたんですけど、この場で色々語るのは今回は控えておきます。というのも、ここ数年、私自身、故郷というものについてずっと考え続けていて、自分の中でまだ整理がついていない状況なんですよ。多分ライブレポの中で書いてもとっ散らかっちゃう。いつか、どこか別の場所でちゃんと言語化できたらいいですね。

MC②

名古屋でも横浜でも、長く色々なことを話してくれて、全部は覚えていないし覚えているところも書ききれないので、横浜で心に残った話を一つだけ書いておきます。
それは、ここにいるみんなのことを「親友」だと思っていると言ってくれたこと。それぞれ過ごしてきた時間は違うけれど、音楽を通じて縁ができて、この場所へ足を運んでくれたこと。また出会いたいということ。
私、なんとなく、れをると普通に学校とかで出会っていたら絶対友達とかにならなかっただろうな、と思うんです。全然タイプ違うし。
でも歌手としてれをるに出会えて、れをるの歌が私の人生と共に生きてくれた。それってすごく奇跡的で、嬉しいことだなあと思う。

19. 1LDK 

名古屋のMCでは、「この曲は、私が一番『れをる』じゃない時に書いた曲です」という紹介と共にこの曲が始まりました。れをるがれをるじゃない気持ちを歌った曲ってこの曲以外にはあまりないと思うのだけれど、だからこそ、この曲の歌詞は私自身が抱く気持ちと重なるところが多くて、私にとってすごく大きな存在なんです。
辛い時、逃げ出したい時、イヤホンをしてひたすら音楽を聴いていたのは私も同じ。れをるが憧れた誰かの存在が、私にとってのれをるなんです。
「3分と少しの間だけ 全能感 革命的な気分でいさせて」ってところを聴くと、れをるの曲が何度もそういう気分にさせてくれたことを思い出す。自分の精神状態によってはとても音楽なんて聴けないような時だってありました。でも改めて曲を聴いたりライブに行ったりすると、やっぱりれをるの存在って偉大だなあと何度も思わされた。私が私の人生を過ごす横で、何年もずっと寄り添っていてくれたのがれをるの音楽なんです。
1LDKを初めて聴いた時そういう感慨を覚えて、それからずっと大切な曲なんだけど、この「追憶」のライブでまたその時の気持ちが蘇った感じ。

名古屋で歌った時、「辞めちまえば」「もうくたばれ」をあえて歌わなかったことに、私はれをるの、ここに立って歌っていることへの覚悟のようなものを受け取りました。でも横浜では全部歌っていたのはなんでだろうね。私ごときがれをるの全部を理解できるわけがないんですね(それもまた魅力)。

20. ニュータイプトーキョー

1LDKが終わってすぐ、余韻に浸る間もなくニュータイプトーキョーが始まった。少ししんみりとした雰囲気から一転して、笑顔で歌い始めるれをるが眩しかった…。輝いていた。
秋映→1LDK→ニュータイプトーキョーの流れに、長野から上京してきたれをるの道のりと、今いる場所(東京という意味でも、歌手として活躍する立場という意味でも)への肯定を感じました。

間奏で、拳で胃のあたりをぐるぐるする動き、その名も「胃もたれダンス」をれをるからレクチャーされる。意味はよくわからなかったけど楽しかった(笑)。
メンバー紹介は確かこの曲だったはず(違ってたらごめん)。最高にかっこいいビートを奏でてくれたにかさんと上原さん、楽しく美しく会場を彩ってくれた紳平さんと絢音さんに心からの拍手!本当にありがとう!

21. ゆーれいずみー

ライブで盛り上がるこの曲に、ああこのままもうすぐ終わっちゃうんだなーという寂しさも感じ、でも曲が始まるとやっぱり楽しくて、みんなでうっとぅっとぅっとぅっとぅーうっ♪しました。文明ココロミーで初めてゆーれいずみーが披露された時のこと思い出したなあ。

22. 煽げや尊し

いよいよ最後の曲だと告げられて、煽げや尊しが始まったので、私はもう、明日のことなんか知らん!!!全・体力をここで使い果たそう!という心持ちで思う存分煽ぎました。まさに「ええじゃないか」のお祭り騒ぎみたいな空気感で本当に楽しかった。ライブの醍醐味ってやっぱりこういう身体的体験だよな〜と思います。
れをるが私たちみんなのことを見ていい感じじゃん!って言ってくれている感じがして、本当に最高の空間だったよ。楽しかったなあ。

エンドロール:No title

最後の曲が終わると場内にNo titleが流れ出し、また会おう、じゃあね!という言葉と共に去っていくReol一行を見送る。一同がはけた後にはオレンジ髪のれをるがNo titleを歌う実写MV風のエンドロールが!バンドメンバーも映っていて、ライブに関わっているであろう人たちの名前が流れてきて。この公演でNo titleは歌うんじゃないかなあと思っていたんだけど、こういう形で聴けるとは予想外だったなあ。でも確かにエンディング感ありますよね。

名古屋公演ではアンコールがあるものだと思って曲に合わせて手拍子をしていたけど、このエンドロールをもって公演は終了となりました。いつもアンコールがあったから今回無かったのは少し寂しかったけど、その名残惜しさも含めてすごく心に残った公演になったなあ。横浜ではアンコールないことを既に知っている人もいただろうに、曲に合わせて手拍子したのは変わらなくて、皆で最後まで温かく見守っている感じがしてじんわりとした気持ちになりました。

最後に

今回の新式浪漫というライブはReolの歌や曲や演出をただ楽しむだけではなくて、本当にいろんな感情を呼び起こされました。れをるが最初のMCで言ったように自分の人生に思いを馳せてみると、辛いこともたくさん思い出して。
でも同時にReolの音楽がずっと私の傍にいてくれたことを思い出したし、きっとこれからも寄り添ってくれる。そう思うと、先の見えない未来も少し明るくなるような気がします。この先もまた新たなReolに何度でも出会いたいな。

楽しい時間をありがとう。大好きです!!!