来ない筈だった20歳

本当は20歳の誕生日当日に書こうと思っていたnoteだけれど、結局忘れていて3ヶ月遅れで出してみた。


本当は、と言うか中学生の頃思い描いていた将来設計でボクは、20歳までにこの世を去る予定だった。

中学生の頃に、初めて鎮痛剤を1箱飲み下した時に死を覚悟した、と言うかもしかすると死ぬより辛いかも知れないと思った。後日調べて市販の痛み止め1箱くらいで死ねる訳ではないと知って絶望した。あの苦しみは、決して死に直結してないと知った絶望はまぁまぁ大きかった。
その後も何だかんだと死にたがりながら生きて、16歳の夏には校舎から飛び降りた。入院中に看護師さんが教えてくれた話だと、幻聴のせいらしかった。「飛び降りろ」って幻聴に従ったらしい。きっとその幻聴は、ボクの死にたい気持ちが生み出したのだろう。ボクの深層心理が生み出した、声。それに従った結果も失敗に終わった。

生まれてきたのなんて決してボクの意思ではないのに、20歳までには死にたいというれっきとしたボクの意思、願いも叶うことはなかった。

20歳までに死んでおきたい。
その根本にあるのは、漠然とした将来への不安とか、自分の人生への絶望感からなのだろう。
優しいお父さんとお母さん、妹。そして大切なお友達。皆大好きで愛おしいのに、それでも何処か満たされなくて。多分これは環境や周りの人のせいなんかじゃなくて、ボクの受け取る部分の問題なのだろう。

誰かに好きになって欲しい。
でも好きって言葉を貰っても裏を勘ぐってしまう。

そんな化物を誰が好きになるのだろう。
この無限ループと戦いながら生きるしかないんだろう。

20歳になった今年は2年遅れで高校3年生にもなった。
卒業を目指しつつ、就活もしなくてはならない。
誰が、何処がボクなんかを必要としてくれるんだろうと悲しくなることも沢山あるけれど、予想外に来てしまった20歳の1年も頑張らなければならないのだろう。


生きることも死ぬことも上手くできないボクは、死に羨望を抱きながらいつか死ねる日まで生き続けるしかないのだろう。