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この3年間。

ウィルスに振り回された3年間にやっと一区切りがついた。

いつかは終わると思っていたけれど、結局終わりということはない。終わりはないけど区切りの時がきた。

ウィルスが広まり始めたタイミングで会社員をやめ、自分の仕事とひたすら向き合う日々は、感染拡大の状況に振り回され、常に気を張り続け、ゲストの皆様も、スタッフも、私自身も目一杯気を張ってイベントを行っていた。途中、何度も折れた。辛かった。私が主軸になってイベントを開催する以上、そのイベントに参加したいと思ってくださった方、力を貸してくれるスタッフの安全は全て私の肩にのしかかる。そのプレッシャーたるや…今までお気楽にきてきた私がとてもじゃないけど1人で受け止め切れるようなものではなかった。、変な言い方だが、よく生きてるな私!と自分で思ってしまうほどだった。

辛かったよ!

嘘がつけないのではっきりいう。人生で一番辛かった。
難しい判断の連続。もぐらたたきのように、何かをしようとすれば片っぱしから潰された。イベント開催を止められないタイミングで緊急事態宣言が発令されたり、それでもイベントに参加してくださった方々、イベントにくることができなくなってしまった方々、見守ってくださった方々、支えてくださった方々、本当に本当にありがとうございました。感謝しても感謝しても足りないくらいに感謝している。

イベントが潰れ、仕事がなくなり、全てが虚無でこの世から消えたくなった時、TwitterやInstagramのアイコンをアトリエSHIONEで撮影した写真にしてくださっているのを見てどれだけ心が救われたか。金銭的に切迫した時に販売したシュミーズを買ってくださった方々、ドレスを着た華やかな場面なのにマスク着用に協力してくださった皆さん。参加くださった方も、見守ってくださった方も、たくさんたくさん感謝しています。

3年前、「何者でもない自分」とひたすら向き合っていた時に何をすべきかを考えた。どんな状況でも止まってはいけない。どんなに辛くても立ち止まったら終わりだ。何かあった時、そう思って歯を食いしばってきた。終わらせようと何度も考えた。会社員でいればこんな辛い目に遭わなかったのにって何度も思った。だけど、私は腹を括って自分の仕事を決めたのでひたすら困難に立ち向かうしかなかった。

ひとりではとてもじゃないけれど立っていることもできなかった。
友人、家族、本当にありがとう。

地道な活動を止めなかったおかげで、イベントへの集客も順調に伸び、漫画の歴史衣装の考証のお仕事もいただけるようになり、少しずつ私がやりたかったことへ光が当たり始めました。
私を発掘してくださった出版社の方々、作家の方々にも感謝。

この3年間で学んだことは大きい。
辛い日々は確実に私を成長させてくれました。

たくさんの笑顔を見せてくれてありがとう
私を信じてくれてありがとう

このパンデミックは人と人とのつながりと、私が人生をかけて成し遂げるべきことをしっかりと見せてくれました。

終わりはない。区切りの時。
皆様にこの御恩をお返しできるよう、今後も精進してまいります。


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