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ドラマ感想 獣になれない私たち

獣になれない私たちを観た。

観ているときはかなりイライラした。晶のお人好しにイライラ、京谷の堂々巡りにイライラ、朱里の図々しさにイライラ…唯一イライラしないのはおそらく呉羽しかいないね。

世間体を気にしない、やりたいことをやる、好きなひとなら付き合いゼロ日でも結婚する…世間から見ればかなりの野生児だけど、楽しく生きれればそれでもいいんじゃない?と思った。

ヒロインの晶は仕事のできる女だ、いつもニコニコで、怒鳴る社長に反発しない、ボンコツ部下にも怒らない…元カノを家に住まわせるような彼氏にでさえ、やさしい…信じられない。

こんなにもお人好しな晶でも、浮気した彼氏のことを許せず、別れを選んだ。やった!やった!浮気した男に優しくする筋合いがない。よくやった!

晶の彼氏、京谷は一体どんなひとなのかわたしにはわからない。自分のアドバイスによって無職になった元カノに責任を感じ、彼女を家から追い出せなかった挙句、自分で買ったマンションを元カノにあげた行動までした…信じられない。元カノに責任を感じながら、晶にも責任を感じているのに、決断できない優柔不断な男だ。それはなに、「二兎を追うものは一兎も得ず」じゃないか。4年も付き合って…このカップル、本当にどうかしている。

元カノである朱里も信じられない人間だ。元カレのアドバイスによって仕事を辞めたとはいえ、そこまで責任を負わせる必要がある?人の家にしがみつくどころが、2度も宅急便泥棒をやって晶と京谷の仲を壊すだなんて…ダメ人間の極まりだ。正直、そのあとちゃんと仕事を始めても、訳がわからない。あまりにも急展開だったから…脚本が。なぜ?最終回の予告に「5人の選択」とは言うけど、「5人」の選択には見えなかった…

とはいえ、面白いドラマだった。世の中には、ドラマに出てくるシナリオより信じられない話がいっぱいある。それより、速いうちに決断する方が大事でしょうと…わたしは思った。


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