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『SNSでの「いいね」やコメント(リプ)がこない』


愛さん(仮名)からの最初にきたLINE


こんにちは、紫苑(しおん)です。

今日はSNS依存に囚われてしまった愛さん(仮名)の物語です。
この物語があなたの希望になることを願います。

愛さんの現状とSNS依存

愛さんは、18歳の女の子。彼女はここ数ヶ月、家に引きこもり、ほとんど外出しなくなりました。愛さんが家に引きこもり、外出しなくなったのは、高校卒業後に彼女が期待していた進路や人間関係がうまくいかなかったことが原因です。

彼女の唯一のつながりは、SNS。毎日、何度も投稿し、「いいね」やコメントを待ち望んでいました。しかし、期待していた反応がほとんど得られず、彼女の自己価値感はどんどん低下していきました。

愛さんのSNSでの「いいね」やコメントが急激に減少したのは、高校卒業後に彼女が投稿する内容が変わったからです。学生時代は友人との日常や楽しい出来事をシェアしていましたが、卒業後は進路に迷いや孤独感を抱えた投稿が増え、以前の明るいイメージから一転してしまいました。そのため、フォロワーたちは共感しにくくなり、反応が減少していったのです。また、友人たちが進学や就職などで忙しくなり、SNSに費やす時間が減ったことも影響しています。

彼女の中には、どこかで「自分は誰からも必要とされていない」「こんな自分には価値がない」という思いが強く根付いていました。その結果、ますますSNSに依存し、現実の世界から目を背けるようになってしまったのです。

なぜSNS依存は怖いのか

SNSは、現代社会で一種の自己表現の場として、多くの人にとって欠かせないツールとなっています。特に、他者からの「いいね」やコメントは、自己肯定感や存在意義を確認する手段となりがちです。

しかし、この外部からの承認に依存しすぎると、自分の価値を他者の評価に委ねてしまい、自己を見失う危険性が生まれます。SNSは簡単に他者とのつながりを感じさせる反面、そのつながりが薄く、虚構に過ぎない場合も多く、現実との乖離が孤独感や不安を増幅させる要因となるのです。

これが、ひとがSNSに依存し、自己肯定感を保とうとする心理的な背景です。

私、紫苑との出会い

しかし、ある日、愛さんは偶然目にした私のX(旧Twitter)に投稿された「人生を変えるための一歩を踏み出そう」というメッセージに強く心を動かされたそうです。その言葉は、彼女の中で長い間抑え込んでいた「今の状況を変えたい」という思いを引き出し、行動を起こすきっかけとなったのです。(※どんな形でも、発信していくことは大事ですね。)

この一言が、愛さんにとって大きな転機となり、私のスピリチュアルカウンセリングに連絡を取る決意をしたそうです。これは、彼女が新しい自分を見つけ、人生を再び輝かせるための第一歩でした。

最初のセッションで、愛さんは自分の孤独感や不安、そしてSNS依存について打ち明けました。私は彼女の悩みを丁寧に聞きながら、愛さんが本当に求めているものが何なのかを探り始めました。

魂の目覚めを促す「インナーヴォイス・リトリーバル」

私が提案したのは、「インナーヴォイス・リトリーバル」と呼ばれるスピリチュアルな手法でした。

「インナーヴォイス・リトリーバル」とは、自己の内なる声、つまり潜在意識や魂の声を再発見し、再統合することを目指すスピリチュアルな手法です。この手法は、自己の深層にアクセスし、日常生活で見失ってしまいがちな内なる真実や自己の本質と再びつながることをサポートします。

具体的な手法

深いリラクゼーション: まず、瞑想や呼吸法を用いて心と体を深くリラックスさせます。これにより、普段の意識が静まり、潜在意識にアクセスしやすくなります。

ガイドによる誘導: スピリチュアルガイド(霊的存在やカウンセラー)が、瞑想状態にあるクライアントを導き、心の奥深くに眠る「インナーヴォイス」を呼び覚ます手助けをします。この段階では、過去のトラウマや未解決の感情を洗い出し、現在の自己とのギャップを埋めていきます。

インナーヴォイスとの対話: クライアントは、ガイドのサポートを受けながら、心の中にいる「自分自身」と対話を行います。この「自分自身」とは、過去に抑圧された感情、子供時代の記憶、あるいは前世から引き継がれた魂の記憶などです。この対話を通じて、自分の本当の願望や恐れ、そして成長のために必要な教訓を見出します。

再統合のプロセス: 最後に、この「インナーヴォイス」を現実の自己に統合します。これは、内なる声を聞くだけでなく、その声に従い、実生活において具体的な行動を起こすことを意味します。これにより、自己の統一感が生まれ、よりバランスの取れた精神状態を維持できるようになります。

効果とメリット

自己理解の深化: インナーヴォイス・リトリーバルを通じて、自分が本当に何を望んでいるのか、何を恐れているのかを深く理解できるようになります。

感情的な癒し: 抑圧された感情や過去のトラウマが浮き彫りにされ、これを癒すことで感情的な解放が得られます。

決断力の向上: 自分の内なる声とつながることで、日常生活での判断がクリアになり、迷いや不安が軽減されます。

この手法は、現代の喧騒の中で自己を見失いがちな人々にとって、自己の中心に立ち返り、バランスの取れた生活を取り戻すための有効な手段となります。

愛さんの心の奥底から浮かび上がってきたのは、「自分自身を大切にしたい」「自分が本当に好きなことを見つけたい」という声でした。これまでSNSに執着していた彼女は、実は「自分の本当の声」を無視していたことに気づいたのです。

美容師への道を切り開く「イメージング・アセンション」

次に私が行ったのは、「イメージング・アセンション」と呼ばれる技法です。これは、理想の自分や未来のビジョンを具体的にイメージし、そのエネルギーを引き寄せる方法です。

私は、愛さんに「理想の自分がどのような姿で、どんな場所にいるのかをイメージしてみましょう」と提案しました。愛さんは目を閉じて、静かに自分の未来を思い描きました。彼女が見えたのは、美容院で働く自分の姿。明るい髪色で、笑顔を浮かべながら、楽しそうにお客様の髪をカットしている姿でした。

私は、このイメージを現実にするために、具体的な行動を一緒に考えました。まずは、自分を大切にするためのセルフケアから始め、美容師の夢に向けて小さな一歩を踏み出すことにしました。

具体的なプランとして、まず愛さんが自信を持って外に出られるよう、近所の美容院で見学や短時間のアルバイトを始めることを提案しました。また、週に一度は美容の専門書を読む時間を設け、技術やトレンドを学ぶことで自信を養うようにしました。

そして、SNSでの発信をポジティブなものに変えるために、自分が学んだことや美容に関する知識をシェアすることで、新たなコミュニティを築き、フォロワーとの交流を増やすことも勧めました。

愛さんの変化と未来への希望

愛さんは、私のセッションを通じて、自分自身を見つめ直し、少しずつ行動を起こすようになりました。まずは近所の美容院で見習いとして働き始めることに成功。美容師の仕事が自分にとってどれほど大切であるかを再確認し、今では美容師の資格を取るための学校に通い始めました。

SNSへの依存も徐々に減り、実際の人々とのつながりを大切にするようになりました。彼女の未来は、希望に満ちており、美容師として多くの人を笑顔にする日が来ることでしょう。

結び

愛さんのストーリーは、SNS依存から抜け出し、自分の真の声を取り戻すまでの過程を描いています。この記事が、同じように悩む読者にとって、勇気とインスピレーションを与えるものとなることを願っています。

紫苑(しおん)


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