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君たちはどう生きるか

夏休み☀️
4月から教員になって4ヶ月。このたった4ヶ月が今後の人生のターニングポイントになりそうなので、思いを整理することにした。

中学校2年生から夢みていた先生として立つ学校は、私にとって苦しい場所になった。
自分が思っていないことも言わなければいけないもどかしさ。他人は変えられないと思いながら指導する心苦しさ。


これ、胃がキリキリするんです。吐き気がするんです。




教育は綺麗じゃなければダメなんだって誰かが言ってたけど、私はそんな夢の場所に納得できなかった。教育の在り方が、ではなくて私の在り方が腑に落ちない。
私は綺麗な言葉を並べられないし、生徒の気持ちを理解することが全くできない。
何よりも、情熱が湧かない。大学時代の情熱はいずこへ...。
先生って生徒のためにって大義名分をもとに頑張る仕事だと思うんだけど、私は自分でも驚くくらい他人よりも自分が好きで、自分のことに一生懸命になりたい人なんだと気付いた。
これはONE PIECEの伏線を見つけるよりも大事な発見だ。
就活に励む大学生、自己分析は大事だぞ(お前に言われたくない)。

左利きのエレンより

未来を担う子どものためになんて綺麗な生き方よりも、自分のために、痺れる現実のために生きていきたい。そう思うようになった。
人生を懸けて勝負するプロ選手はカッコいいし、会社を背負ってプレゼンする人はカッコいい。まぁ、戦ってる人はみんなカッコいいんだけど、成果も責任も自分で背負って戦ってる人はもっとカッコいいなって思う。


取り繕うことなく、ストレートに生きたい今日この頃。


話は変わって、1年前の大学4年8月。
4年間この日のために準備してきたと言っても過言ではない教員採用試験二次試験は、新型コロナウイルス罹患のためまさかの辞退。絶望とはこのことかと言わんばかりの人生で何回目かの挫折だった。もし昨年受験できてたら、自分で言うのも何だが合格してたと思う。でも、今ではナイス以外の言葉が見つからない。
だって受かってたら辞めづらくなるじゃん⁉︎
とんだ慢心だと言われても構わないが、本当にそう思っている。


私の人生で今のところ素晴らしいことは、思った通りの道に行けなくても正解になっている所だ。いや、今はまだ正解か分からないけど、教採辞退で与えられた1年の猶予期間で正解にしていきたい。




そういえば、君たちはどう生きるか観てきた。
2回も観てきた。
宮崎駿に、
俺は好きにやったぞ。テメェらはどうすんの?
って言われた気がした作品だった。




人生22歳と9ヶ月。お前はまだ若い。

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